人間が最もしてはならない行為が自殺だと考えています。



責任を取る形の 自死

塩野 七生
ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4)

↑たまたま最後に読んだ、自死が出てくる本。暴君ネロのね。



と 現在青少年が犯す「自殺」とは私の中で区別されています。


自殺について感情的に語るのであれば

「いじめを受けたっていいじゃない。貴方が受け入れられる場所がそこではなかっただけじゃない。」

「自殺をする決意があるくらいなら、生き続ける力もあったんじゃない。」

「何故、貴方は、貴方を受け入れる姿勢のある人を自ら切り捨てたの。

貴方が自分を受け入れなかった人にされた(拒絶)ことと同じことじゃない。」


と頭の中をよぎってしまいます。



級友が自殺した時の愚弟の呆然とした顔。

愚弟は未だに、その少年が好きだった作家のドストエフスキーが嫌いです。

その少年の遺族の、通夜の、あの背中。

担任教師やその少年の級友たちの号泣。

自殺の報道が有るたびに、その光景が頭の中をよぎります。


(※その少年は苛めによる自殺ではありませんでした。

愚弟の高校は都内でも有数のスパルタ校でありましたが、

生徒が皆素直で垢抜けない感じなので…旧制中学のような学校なので。)


かつて、私にも自殺願望というものがつきまといましたが、

実際のところ、痛みへの恐怖が主にあったもので(ピアスも開けられないくらい血を流すのは厭です)

決心には至りませんでした。


が、その出来事以来、自殺を思うことは出来なくなりました。



AADD…(注意欠陥障害)という要因もあり、

生きる事に困難を感じることがあったにはありましたし、

今後も数え切れないくらいあると思いますが、

そういったことにブレーキをかける出来事になりました。