いや〜〜〜もう、めっきり寒くなりましたねぇ〜

とうとう冬ですよ、冬。

寒いの嫌いだ〜〜〜えーん

 

 

なのに、このクソ寒いのに私、

紅葉を見に山奥へキャンプしに行ってきましたグラサン

 

南信州の秘境「二軒屋キャンプ場」

なんと無料で使えますニヤリ 水道も電灯も何も無いですけどね。

 

 

 

 

秋の夜長、焚き火を眺めながら、静かに物思いにふけるのもいいものですニヤリ

 

とはいえ、暗闇の中ひとりぼっちで一夜を過ごすのも寂しすぎる…ショボーン

というわけで私のお気に入りのDVDソフトを1本持っていきました。

 

それが、今回紹介するテレビドラマ

 

「女神の恋」

 

です。

 

 

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女神の恋』(めがみのこい)は、田渕久美子の脚本で2003年7月NHK総合テレビ・夜ドラで放送されたドラマである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/女神の恋

あらすじはこちら

末松吉子(松本明子)は中堅食品メーカーのOL。恋人で開発部部長の北岡(辰巳琢郎)と、宮崎県・高千穂のコテージで、7日間の休暇を過ごす計画を立てた。そこで北岡に結婚を決意させるつもりだったが、北岡に急な仕事が入り、吉子は一人、コテージで待つ羽目になる。予約の手違いで、売れないSF小説家の小田龍之介(山口祐一郎)と一つ屋根の下で過ごすことになる。
プライドの高いふたりは、言いたいことを言い合い、互いにひとつづつ、嘘をついてしまう。吉子はもうすぐ来る北岡の事を「夫」だといい、龍之介は「売れている作家」だと。しかし、吉子の嘘は、結婚を迫られるのではと察知した北岡が仕事を理由に、なかなかやってこないことで、ばれていく。ようやく北岡が到着した夜、龍之介の離婚した妻・奈津子(愛華みれ)がコテージを訪れ・・・
龍之介が「売れている作家」というのは真っ赤な嘘。過去の受賞歴だけを心の支えにする、妻に捨てられた寂しい男だった。吉子は龍之介の別れた妻・奈津子から再婚することを知らされ、龍之介と息子・倫伝(中野勇士)を会わせてと思わず頼む。やがて倫伝がコテージにやって来て、奇妙な三人暮らしが始まる…。

http://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=megami

 

このドラマの脚本家、田渕久美子といえば、2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」が高視聴率を獲得して大ヒット、一躍人気作家として有名となりました。

しかし、続く2011年大河の「江~姫たちの戦国」では一転して低視聴率を叩き出し、内容も安易な歴史改竄、人物描写が薄っぺらいなどと大不評を買い、さらにゴーストライター疑惑や所属事務所社長だった泰葉との金銭トラブル、他にもブライベートの数々の醜聞を週刊誌で暴露されるなどして、マスコミからも袋叩きにあい、人気が一気に地に落ちてしまった経歴があります。

 

なかなか本人自体がドラマチックな人生を歩まれている脚本家さんなのですが、この大河ドラマ以前からNHKでキャリアを積んできており、2002年の朝ドラ「さくら」に続いて、翌年の2003年に手がけたのが夜ドラ枠の「女神の恋」でした。

 

朝ドラが主婦層をターゲットにしているのに対して、今はなき夜ドラは20〜30代の働く女性層をターゲットにしており、月から木までの23時から15分の帯で放送されていました。

その枠で放映されたこの「女神の恋」は、まさにその女性たちの間でどハマりする人が続出。コアな人気を得て、放送後すぐにDVD化され、プチブレイクを果たしました。

 

私は働く若い女性ではありませんが(笑)、私も何故かたまたま観たこのドラマにどハマりしてしまい、DVDもすぐに買っちゃった内の一人でしたてへぺろ

 

 

 

松本明子演じる主人公、末松吉子、略して”末吉”は35歳、未婚のOL。

”ローマの休日”のオードリー・ヘップバーンに憧れていて、ファッションにこだわりを持つおしゃれさん。同じ会社のダンディなイケメン部長が恋人の、都会の洗練された、恋も仕事も”出来る”女であると自分を思い込んでいる。

が、実情は婚期を逃して寿退職できずに、大したスキルもなく職場に居座って、若い女性社員たちからバカにされているお局で、今の彼を逃せば次は無い、恋も仕事も崖っぷちの35歳。

そんな現実を見ようともせず、「思い込みと勘違い」の夢に夢みる夢子さん状態で、恋人の北岡をなんとか結婚に持ち込もうと、宮崎県高千穂にある豪華なコテージへと婚前旅行に誘うのだが、そんな吉子さんに幸せは訪れるのだろうか…

というお話。

 

1話が15分と短く、内容もコメディタッチなので気楽に観れるし、何より吉子と龍之介のセリフの掛け合いがとても楽しい。

ライブ感にこだわったとのことで、カットを細かく区切らずにカメラを長回しして、松本明子と山口祐一郎に、吉子と龍之介になりきって自由に振舞ってもらうという撮影方法を取っているため、二人の演技がとても生き生きとして、その実在感に引き込まれます。

そして、少女漫画的な”イケメンゼリフ”や”イケメンシチュエーション”が随所に散りばめられているので、そこにどハマりして”キュン死”する女性たちが後を絶ちませんでした(笑)

私は男なので、別にそういったセリフやシチュに心ときめくことはないのですがえー、やはり二人の関係性は見ていて楽しく、幸せな気分になれる、理想の関係に思われて、そんな世界観にハマってしまったわけです。

 

またこのドラマのテーマが「理想と現実」、「”なりたい自分”と”ありのままの自分”」、「自意識と他者」を取り扱っており、自分の抱えている問題とリンクする部分が多いため、何度も繰り返し観たくなってしまうのでしょう。

 

そんな「女神の恋」を今回、秘境の山奥でひとり汗久々に見返してみて感じたこと、考えたことを、ストーリーを追いながら語ってみたいと思います。

 

 

つづくグラサン