ほぼ1年前、
子供時以来の落語を鑑賞したのだが、
今回も場所を変えての落語鑑賞。
札幌中心部からやや南に位置する平岸。
そこにある平岸ハイヤーの敷地内にある、
ダルマホールで定期的に寄席が行われている。
あまり行かないエリアに足を運ぶのも楽しいもの。
迷わず平岸ハイヤーに到着。
なかなかお茶目なタクシー会社のようだ。
ダルマホールにはこの階段を登る。
大きな倉庫の2階がホールになっているようだ。
すでに場内には大勢の客が。
150人は入っているだろう。
落語を演じる場所が、まさに高座。
こりゃ見やすい。
本日のプログラムはこちら。
今回のお目当ては、
真打に昇進したばかりの美人落語家・林家つる子。
なんと、3つも演目が。
場内は気楽な寄席を信条としているのか、
アルコール類を含むドリンクや、
お弁当も販売。
まずは、つる子師匠のご挨拶からスタート。
登壇したのは、
この前に書店で行われたトークショーの出演者で、
左からつる子師匠、大学の先生、女子アナ。
流石にライブ中の写真撮影は禁止。
自己紹介的なつる子師匠の1題目が終わり、
次が「和妻」。
和風の手品という意味らしい。
それほど鮮やかさのない手品に、
ノスタルジーを感じてしまった。
つる子師匠の2題目は新作落語とのことで、
アニメ好きの師匠が、
アニメの定番展開をパロディにした落語を。
これが大受けで、場内大爆笑の連続。
話はありがちだけど、
つる子師匠のパワフルな熱演がすごい!
ああ、こういう人だったんだ。
中入りに500円の缶ビールで喉を潤す。
後半は、まず漫才。
そして、「紙切り」。
いやあ懐かしい。
地味な演目ながら、
そのテクニックと話術は大したもの。
そしてトリとなるのが、
つる子師匠の3題目の古典落語『芝浜』。
笑いを抑えた人情噺で、
爆笑をとった2題目の新作落語との対比が見事だった。
いずれにせよ、つる子師匠のエネルギッシュな演技に圧倒された寄席だった。
去年見た、女性真打の先輩・蝶花楼桃花がかわい子ちゃん系だったのに対し、
かなりタイプの違う美人系落語家でもあった。