去年の夏の東京では、
国立アーカイブと、
ラピュタ阿佐ヶ谷という2軒の映画館を訪れた。
今回も初めての映画館ということで、
上野オークラ劇場に行く事にした。
吟味した上に決定したお目当ての作品、
『美麗お姉さん 痴情愛情七変化』の上映開始時刻は16:29。
その前に、今回宿泊しているホテルと同系列の食料品店吉池に寄ってみる。
経営者が新潟の人という事で、
新潟の食材が充実。
新潟と言えば、Negiccoゆかりのやわ肌ねぎだが…
季節なのか、残念ながらなかった。
売り物は魚介類らしい。
たらば蟹48800円!
毛蟹、値下げして6000円!
こんなに高いの?
また新潟の酒も充実。
佐渡の酒「北雪」の試飲販売も。
いろいろ飲ませてもらいました。
でも、荷物になるのでワンカップ酒のみ購入。
翌日の帰りの飛行機の中で飲んじゃいました。
間も無くオークラ劇場に到着。
今や絶滅寸前のピンク映画館の最高峰ともいえる劇場である。
一方で、ピンク映画館と言えば、
ゲイの人たちの集うハッテン場でもある。
そんなピンク映画館のハッテン場ぶりは、
もう閉館した札幌の有楽シアターで確認しレポートしたものだった。
さて、入館前に記念撮影。
お目当ての作品の「顔出し看板」まで設置されるサービスぶり。
ハッテン場という淫靡なムードとは裏腹に、
意外にもイベント館の強い劇場なのである。
そして入館。
フロアはこんん感じ。
人物が映り込まないよう撮影したが、
上映時間中にしては結構人がいる。
怪しいオッサンばかりだ。
品定めするような視線が痛い。
中には女性もいるぞ、
と一瞬思ったら、
それは女装した男性。
専門用語で「女装子」(じょそこ)と言う。
映画上映中でも人の出入りが絶えない。
場内は結構広く、
そこそこ人が入っていた。
他人とあまり接近しないような席を選んで着席。
以前行った劇場で見かけた「ハッテン行為」はなかったものの、
場内では上映中にもかかわらず、
立ち上がってその辺をうろつく連中が多数。
中には「女装子」もいる。
座っていても、終始会話を止めないカップルも。
つまり、映画をまともに観てない連中が多いという事である。
そんな連中の、
虎視淡々、一触即発の雰囲気を肌で感じたオークラ劇場だった。
映画の感想は、次回。