西18丁目界隈を徘徊してきた3月30日の午後。

ついに、メインイベントのジャズライブ会場へ。

 

 

LIVE&BAR D-BOP

この階段を下りた地下にその店はある。

 

実はこの店、以前は「B-BAY」と言ってロック系のライブバーだった。

その当時、参加していた親父バンドで出演したことがあったのだ。

懐かしい。

 

 

開場時刻は大きく過ぎていたが、

入場に時間がかかっているようで、

まだ入場列が。

 

場内に入ると、すでに8割ほど席が埋まっていた。

ワシは途中でトイレに行っても良いように、

出口に近い端の最後列に。

その席にはテーブルはないものの、

ポジションがちょっと高くなっており見やすい。

 

 

入場者はほぼ50人ほど。

意外なことに、子供の姿も。

 

今回のメンバーは、

David Bryant piano

Marty Holoubek  bass

石若 駿 drums

 

リーダーの名前すら知らなかったのだが、

やはりお目当ては石若 駿

日本を代表する若手(という括りはすでに不要だろう)ジャズドラマーである。

所属するバンドのCRCK/LCKSの札幌ライブに参戦。

その時にはCD購入特典でサインをもらい、

多少会話もしたのである。

またCRCK/LCKS以外にも様々な活動を行い、

特に昨年の傑作アニメ映画『BLUE GIANT』ではドラムを担当。

それでかなり知名度を上げたのではないだろうか?

ちなみに北海道出身ということにも親しみを感じる31歳。

 

さて、定刻の19時にライブはスタート。

アコスティックのみのオーソドックスなフォーマットながら、

超絶テクニックのインタープレイに酔いしれた。

 

リーダーであるDavid Bryantが決して前面に出るようなユニットではなかった。

石若 駿のみならず、

ベースのMarty Holoubekにも見せ場を作る。

 

そのMarty Holoubekもとんでもないテクニシャンぶりを見せつける。

 

途中、20分ほどの休憩。

フロアでは石若 駿が近くにいたので、

例によって声をかける

同じメンバーの昨年の動画で石若のドラムセットにはバズドラムがなかったことに関して、

「どうしてバスドラムがなかったんですか?」

「店のセットがそうなっていただけで」

 

なんともまあ、シンプルなお答え。

そうだよなあ、いちいち自前のドラムセットを持っていくわけでもないだろうし。

 

そして後半の演奏も終わり、アンコールタイムに。

かなり緊張感のあるプレイだったが、

最後になって意外な演出が。

 

地元のジャズスクール(?)の生徒である、

中高生くらいのドラムとエレキベースとアルトサックス(女性)の3人をステージに上げてセッション。

このメンバーの、なんともフレンドリーな姿が見れたのは貴重。

 

終わったのは22時ころ。

3時間に及ぶステージが終了。

 

そんなトリオの凄まじいプレイはこちら。

石若のドラムはバスドラムはありません。