シネマフロンティアにて鑑賞。

 

『犯罪都市 NO WAY OUT』

イ・サンヨン監督作品。マ・ドンソク主演。イ・ジュニョク、青木崇高、國村隼出演。

 

 

韓国映画界きっての豪腕肉体派アクションスター、

マ・ドンソクの娯楽アクションシリーズ第3弾!

1、2作とも文句なしに面白かった。

公開初日の朝一番の上映に、

普段より1時間以上も早く起きて映画館にGo!

 

ドンソク演じる型破りだけど人情派の刑事を主人公としたシリーズ。

今回は合成麻薬をめぐる、

日本のヤクザと汚職刑事との争いを描く内容。

 

 

ヤクザ側のキャストとして、

青木崇高と國村隼が名を連ねるとは、

日本人サイドとしても期待上々。

さあ、どうだ?

 

・・・・

あれれ?

もちろん悪くはないのだけど、

ざっくり言って、

マンネリ。

手抜き。

 

銃などの武器を使わないドンソクのアクションは相変わらずだ。

でも、それだけ。

例えば、えも言わせぬ圧巻の強さを通り越したギャグをも感じさせた冒頭の登場シーンにしても、

実に平凡。

 

そして序盤から、

韓国国内で日本語を使うチンピラ連中も多く登場するのだが、

全編キャストの見分けが分かりづらい。

 

日本の本物のヤクザが登場するのは、

ほぼ中盤になってから。

「TOKYO」のテロップとともに東京のシーンとなるのだが、

あれれ?

実際に東京でロケしたのかな?

 

 

青木と國村の芝居や取り扱いは悪くなかったが、

これだったら日本人ヤクザが登場する韓国映画としては、

豊原功輔が出演した『ただ悪より救いたまえ』の方が上出来だと思う。

 

 

そのほか、

隠された麻薬の争奪戦にしても、

その発見方法に関して全く工夫の跡が見られない。

手抜きの安易な演出

 

 

そして例によってラストは、

ドンソクの同僚思いの人情家っぷりを見せる、

宴会シーン

これも、本作に関しては単なるマンネリなシーンとしか思えなかった。

 

さらに追い討ちをかけたのが、

次回作の「Coming Soon」

ここで見せるのかよ。

いやあ…

 

韓国映画にありがちな、

反日、嫌日の要素がなかっただけマシだったけど、

本作は5点かな。