TVドラマ『侵入者たちの晩餐』
1/3日本テレビ系で放送。
バカリズム脚本作品で、
各賞を受賞した名作『ブラッシュアップライフ』のスタッフが再結集した単発ドラマ。
菊池凛子主演、平岩紙、吉田羊、白石麻衣、池松壮亮、角田晃広出演。
こりゃ面白い!
大傑作!
まさにバカリズムならではの会話の妙。
ちりめばめられた伏線の見事な回収。
登場人物たちに秘められた意外な秘密。
『ブラッシュアップライフ』も面白かったのだが、
連続ドラマだったために少々エピソードがくどかった気がした。
本作は単発ドラマのため、
タイトに引き締まった作品となった。
ストーリーを簡単に言うと、
家事代行サービスで働く菊池と平岩が、白石演じる社長の脱税容疑をかぎつけ、
正義感を暴走させて友人の吉田も取り込み、
社長の邸宅に侵入…
そう、ストーリーだけなら結構無理があるしツッコミどころも多々ある。
ただ、それに付随する会話や伏線の配置などが見事なのである。
最近ビデオ鑑賞した映画『M3AGAN/ミーガン』が、
テーマやモチーフは良いのに、
演出がイマイチだったのと対照的である。
それほど華のない主演トリオの配役が、
バカリズムの世界にマッチして絶妙。
元グラビアアイドルの美人社長役に白石麻衣など、ハマりすぎ。
一方、池松壮亮はどうでもいい感じだったか…
今後もバカリズム作品が楽しみになってきた。
まあ、映画『ウェディング・ハイ』はイマイチだったが。