愛読誌ミュージックマガジン最新号から。

その中の小さな記事から、気になる言葉を発見。

「処女作」。
最近あまり見なくなった言葉だけど、実際はどうなんだろう。
言うまでもなく、音楽でも文学でも映画でも、
その作家にとって初めての作品をそう呼ぶ。
フェミニストでもなんでもないワシであるが、この言葉は嫌いなので使わない。
この言葉は、
今時の女性差別とかフェミニズムの問題から生じる言葉狩りに引っかからないのか?
じゃあ男女平等に「童貞作」とでも言えば良いかと言うと、
なんとなく意味が違ってくるような。
何となく、未熟で青臭い、中二病のような作品に見えてくる。
何だか、字面からして垢抜けない。
そもそも「処女作」って変だ。
作家がそれまでは作品を発表してない状態から、
初めて作品を発表するわけだから、
正しくは「処女喪失作」なのでは?
・・・失礼。
どっちにしても、自分は使わない言葉。
しかしこの問題は、何も日本に限っていないのである。

解説するのも野暮なので、これでも聴いてください。