「ホイホイハウス」が閉店してたので、次に向かったのが店名が前から気になっていた「阿呆亭」。

店の近くに到着して待っていたのが、またもや猫だ。

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まさに待ち構えていたって感じ。
しかも、今度の猫は首輪と鈴が付いている。

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この辺の飲み屋のママでも、飼っているんだろう。

小樽って猫が多いけど、
野良猫と飼い猫の境界がファジーであると言う文化は、確実に存在していると思う。
飼ってるんだかどうなのか、よく分からないけど、
適当にその家の軒下を根城にして、時には家の中にまで入り込み餌をもらう。

そんな文化を維持するためには、家の構造的にもある程度解放している必要がある。
そのためには、かなり治安の良い街じゃないと不可能だ。

そんな小樽が、また好きである。


そして「阿呆亭」到着。
猫に気を取られ、店外の写真を取り損ねた。
ビル中のスナックであり、まあ至って普通の外観であった。

しかし、中は普通のスナックとはひと味もふた味も違う。

インテリアといい、いわくありげな年配のママといい…


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客は他におらず。
カラオケもない。
ひたすら、この老女と話をするだけだ。

まずはビール
「ママの飲みます?」
ママは、意外にも飲めないらしい。

ワシが「阿呆亭」と言う店名からイメージしたのは寺山修司。
『阿呆船』だ。

その事をママに問うと、
「違う。内田百??の『阿呆列車』からとった」。

でも、何となく漂うアングラと言うか新宿ゴールデン街のムードは…
九条映子(寺山の奥さんだった人)さんは店に来た事がありますけどね」。

なんだなんだ、このママは。
ビールもう1本。



さて、最後にもう1軒。
数えてみると、今日6軒目の店である。
先ほど寄った酒屋「石川源蔵商店」の斜め向いあたりにある、
若者向けのパブ「すかんぽ



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ここは、まあまあの客の入だった。
客層も若い。
窓際のテーブル席に一人で座り、エビスビール

すると、どやどやと30人くらいの若者の集団がやって来た。
いや、正確に言うと一人の50代後半くらいの男性と、若者たち。

この雰囲気は、大学のゼミのコンパって感じだ。
小樽商大か?

結構盛り上がってるぞ。
先生と思われる中年男性は、女子学生に抱きついちゃったりもしている。
それはそれとして、比較的まともそうな集団で悪くはない。
座り切れずに立っている学生も何人かいる。

そのうちの一人の(そう一人だけです)女子学生が、ヤケに短いショートパンツ姿でエロいのなんのって。
しかも彼女席がなく、ワシの目の前で後ろ姿を見せながら立っているのである。
それでも場を仕切っているようで、結構性格も良さそうだ。
そうあって欲しい。

突然彼女がワシに話しかけて来た!

おいおい、何だよ。照れるじゃないか。

「あの…椅子もらっていいですか?」

この店の店内の写真は撮れず。
出来たら彼女の後ろ姿込みで撮りたかったんだけど、
一歩誤れば軽犯罪になりかねないので、断念。

徘徊中年、酔っぱらってても、プライドもあるし、意気地もないのである。

もう1杯、何か飲んだ記憶が。


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そして、ちゃんと11時の終電で帰宅。
変な事してません。
皆様、ご安心を。

そして次回の徘徊報告、お楽しみに。