最近は仕事の件を書いています。

リビングダイニングとキッチンのリノベーションのお仕事なのですが、袖壁を耐震のための耐力壁を作成します。

前回は貫を入れたまでを書きました。

その後、楔を入れます。


目が詰まった地松材から作りました。


これを打ち込みます。






揺れた時に楔がショックを吸収します。


楔はめり込むくらい思い切り打ち込みます。


古い建築は地震に強いと言われていますのは、貫と土壁は相性が良いからです。

きちっと裏表2度塗りで土壁も耐震になります。

しかし今回は土壁の代替方法をやっていきます。


まず下地をさらに追加します。


そして柱のウチウチに針葉樹合板を入れて、釘で10センチ間隔で留めます。

梁までしっかり貼ります。


これで土壁に似た特性の壁が完成です。


粘りのある壁が出来たと思います。


もし土壁をやるのでしたら、何倍も時間がかかってしまいます。


しかし合板貼るのに小1時間でできます。


あまり知られていませんが耐震実験で実証されている工法です。

伝統工法の耐震化工事にはモッテコイだと思います。


同時に天井下地も組んでいっています。


次は天井ボードを貼っていくのを書けるはずです。


明日も現場に行くのが楽しみです。

読んでくださりありがとうございます。