初の不動産購入しフルリノベーションしている大工のアンフィです。大工だけに大苦戦してる様子を書いています。
前回予告していた船底天井やっていきます。
まず部屋のセンターを墨出しします。
墨が薄いので見にくいですね。
南面と北面です。
次に東西の野縁の墨出し後、南北の野縁を墨に合わせて取り付けます。
そしてその上に釣るための下地を入れます。
火打ちをかわし、梁をかわせるギリギリの高さにしました。
切り妻屋根の勾配天井みたいになるということなんです。
勾配は1寸5分勾配です。
本当はもう少し勾配取れれば良かったのですが、これがギリギリでした。
真ん中の太鼓梁と当たるので、野縁を削っています。
あとは1尺毎に野縁を取り付けていきます。
船底天井とは名前の通り船の底の形の天井です。
船底がクルッと180度回転して天井に来たということです。
そんなイメージをしてたら、それって沈没やないか?!と思ってしまって、縁起悪いんちゃうん??
でも昔から残ってる仕様ですから、昔の大工はめっちゃそういうの気にしていたはずですから、そういう意味合いは無いのでしょう。
特に和室って縁起担いでいろんな決まりがあるんですよね。床の間に竿天井の竿側が来ないようにとか。
ま いろいろあるみたいです。
では次回は船底天井の野縁が完成すると思います。
今回も読んでくださりありがとうございます。