いつもご覧くださりありがとうございます。
ついに家が持ち上がりホッとしました。
しかし後から思えば、もっとこうしておけばよかったと思える部分が沢山ありましたので、今回は反省会としてその点を書きたいと思います。

もし家の傾きをジャッキで直そうと思っておられる方はご参考にしていただけるのではないかと思いましたし、今後同じような仕事があったときにさらなる自己技術の向上ができるかと思っています。

まず反省点①
土台と柱に隙間があることを認識せず、土台を上げたことです。前回の③で書きましたが、それによりジャッキで持ち上げる時に土台が斜めになってしまうのです。土台だけでなく梁も実は隙間があったと思うのです。つまり木造であれば梁や土台は年数が経つことによって痩せてきており柱との隙間ができ、外壁はモルタルで固められているので隙間ができた状態もまま建っているんです。ですのでことをまず認識し、その形を保つ補強をしてから、ジャッキアップすべきだということを反省点として挙げたいと思います。




今回そのことを怠った結果、外壁モルタルの割れが多くなり、剝がれてしまう部分がありました。また土台が転んで斜めになったままになり、後から斜めになった土台を戻すのが大変だったということもありました。

次の反省点②
外壁のモルタルが剥がれて落ちる前にビス留補強をしておけばよかったです。ジャッキを一か所ずつアップしていくので、どうしても家がゆがみます。その時錆びてラス網が弱くなっているところは木の下地から剥がれてしまうので、剥がれたら自重でボトッと外壁が塊で落ちるのです。危険だし後からモルタル補修をする部分が多くなってしまいますので、最初からビスで補強しておけばよかったというのが反省点②です。

他の点
持ち上げる前の窓サッシの水平垂直レベルの確認と最初のそれぞれの柱の傾きを記録しておくことなどなど、最初にやっておけばよかったなと思える部分はたくさんあります。

最後に 反省点は多いとはいえ家の全体の傾き調整を、始めてにしては全体的に見て概ね成功と言っていいかなと思います。凄い達成感はあります。これによって今後の工事のし易さが全然変わってきますからね。

ということでジャッキで持ち上げる編はこれで終了です。面白い画も無いし、単調な内容ですみません(涙)


次はお風呂回りの土台が朽ち果てているところを直したところを書きたいと思います。皆さんまさか自分の家は大丈夫と思っているかもしれませんが、大概タイルのお風呂の床下は腐って大変なことになっています。どう直すのかお楽しみに。