大学合格で賞金稼ぎ?高校生が100万円を手にしたその後は? | unezoのブログ
鹿児島県伊佐市での「ニンジン作戦」が論議を呼んでいます。
http://www.j-cast.com/s/2014/11/17221059.html
これは、鹿児島県の県立大口高校に対し伊佐市が来春から実施するもので、定員割れが続いている同高の入学者確保策として、来春に難関大に進学した生徒に最高で100万円の奨励金を支給することを決定したそうです。
東京大・九州大などの旧帝大や、早稲田大・慶応大などの難関私立大は100万円、他の国公立大や同程度の私立大には30万円を支給するのだそうです。
「難関大に合格したら100万円」という全国的にも珍しい“ニンジン作戦”に、教育評論家の「尾木ママ」をはじめとした賛否が渦巻いています。
「奨学金」というのはとてもいいと思いますが、今回の場合は「賞金」に近いですよね。
大学進学率(あるいは合格率)は、どの高校においても伸ばしたいとは思いますが、県立が、しかも市の支援でこのようなモチベーションの上げ方を選択するとは、ちょっと理解しかねます。
とりあえず、大口高校のwebサイトに行ってみました。
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/Okuchi/
市からの支援には「注目」と書かれています。また、鹿児島県の取り組みで8校しか選ばれない「進学指導重点支援校」に選ばれたともあり、かなり進学に力を入れたいという気持ちの表れを感じます。定員割れの是正には、進学率のアップと考えているのでしょう。
ちなみに、入学要綱を見てみると、定員は120名。だから、3学年で360人いるということであり、仮に1学年20人×100万円と、残りの100名×30万円だとすると5000万ですね。
金額もそうですが、なんていうか、教育者として「あるまじきな姿」な気がしますが、そのようには思わないのでしょうか?大学合格実績を上げること=正当化される理由になっているのはどうかと思いますね。
また、奨励金は伊佐市の一般会計補正予算から拠出されるため、「私立なら勝手にやればいいけど、税金を使っていいのか?」「県立なのに市が予算とは」などの批判もあるそうです。
法律的なところはわからないのですが、私には生徒(と教師のみなさん)をバカにしているようにも見えますね。
もちろん、少子化と地方の問題という複合化の問題というか、地方の高校の定員割れというのは解決しづらい問題でしょう。少しでもこの「賞金」が役に立つのならという「背に腹」の気持ちもわかりますが、やはり、ちょっと行き過ぎではないでしょうか。
他に税金としての使い道はないのでしょうか?(たとえば市の奨学金を増やすとか、ねー。)そういう方が建設的だと思います。
また、県外に進学したら、多分地元には戻ってこないという意見も多々ありますよね。
最終的な税収をUPしたいのだとしても、地元の振興を狙っているとしても、あくまでも「入学定員をアップさせる」という短期的な解決しか導けないと思います。
なら、県立高校(公立高校か)の数を縮小しちゃえばいいのに。という乱暴な気持ちも。。。
とはいえ、これはこのまま実行されるんですよね。
だとしたら、この奨学金を是非ゲットしていただき、違う用途で寄付するというハイライトを是非やってほしいな、高校生に。
そういうヒーローがいると、このバカバカしさに気付くのだと思います。
もちろん、そのまま進学にお使いいただいてもいいですが、成績あがったらゲーム、みたいなこと、高校生に適用するのはやめましょうよ、ね。

