今週末に龍馬伝の再放送がはじまるので
脳内に幕末ラブの風が息巻いている瑞香です
さて今年の大河ドラマ「八重の桜」も
ちゃんと拝見しております
東北復興に願いをこめて作られた本作
幕末から明治を果敢に生きた女性・新島八重を主人公とした物語です
放送が始まって3ヶ月
私の感想を少し
全てのバランスが絶妙
映像美としてのバランスの良さ
前作「平清盛」でさんざん言われた画像の質感
(私は好きだったのですが・・・)
今作の映像美は とてもバランスがいいんです
光と影のバランス
都の乾燥した空気と
会津の雪融け水を含んだ大気
ざらりとしてでも肌に馴染む会津木綿の衣装
大名や姫君の絹のしっとりした質感
「江」のように光を当てすぎず
(光を当てすぎると いかにも人工的でちょっと不自然)
「龍馬伝」や「清盛」のようにマニアックすぎない
しっかりと計算された光と影のバランスが
とても自然で美しい映像になっています
歴史の流れと 主人公の絡みのバランスがとても自然
「龍馬伝」や「江」では 世の中の動きすべてに主人公を絡めようとして
かなり不自然だったのですが
さすがに会津の小娘に 政局を絡ませるワケにいかないので
兄の覚馬が政治の流れを追ってゆく立場になるのです
覚馬が会津武士として 政局を追って男の世界を描き
八重は会津にあって 幕末を生きる女として成長してゆく
2人あってこそのドラマなんですね
またこの二人が教科書どおりの武士でなく
ちょっとハミ出た思考の持ち主なのも 面白い所
役者のバランスが絶妙
幅広い役者層が求められる大河ドラマですが
今回も絶妙な俳優陣が揃いました
重厚なベテラン フレッシュな若手といったような単純な図式ではなく
深みのある妙齢の役者が揃っている点
西島秀俊(42)
長谷川博己(36)
玉山鉄二(32)
中村獅童(40)
綾野剛(31)
北村有起哉(38)
斎藤工(31)
市川染五郎(40)
小泉孝太郎(34)
及川光博(43)
オダギリジョー(34)
吉川晃司(47)
主要男子が 30~40代に集中しています
丁度 演技に深みと幅が出て かつ若いエネルギーに満ちた世代
めまぐるしい幕末の動乱のなか
必死に生きる男たちにぴったりな配役ですね
みっちーラブ☆な瑞香ですが
個人的には小泉孝太郎くんに注目です
聡明さと優柔不断
グレーゾーンの徳川慶喜をどう演じてくれるのか?
そして抜群の安定感を誇る歌舞伎役者
中村獅童と市川染五郎の 所作と台詞回しにも注目です
さて来週は ついに八重の婚礼ですね
尚之介とのやりとりに 思わずキュンキュンさせられてしまいました
龍馬伝の再放送も始まるし
今年も幕末に熱い一年になりそうです