まだ明け染めぬ朝間の影に
うつらうつらと映る影は
あれは 現か 幻か
若きころに見た夢を
私は追いかけて ただ追いかけてきたのだ
子が父を越えるとき
父の胸によぎる小さな波紋を
子は惑うことなく なぎ払った
「棟梁は 清盛に」
そして二人は 戻る
ただの父としての
子としての ふたりに
初めて息子と呼んだ
あの秋に
息子よ
私の血をもたぬ
愛しいわが子よ
もののふの光の風を紡げ
もののふの興る 嵐を起こせ
ついに忠盛パパ亡くなってしまいましたね・・・
ラストの浜辺のシーン、
パパの幻なんだろうなーと わかっていても泣けましたー!
きっと清盛も分かっていたんじゃないかな
悲しみと決意を込めた慟哭が せつなかったです。
これくらい静かな最期の方が 余韻があって沁みるなあ
それでなくとも内裏がドロドロメロドラマなのに。
いやあ 中井貴一さんの所作の美しさに
見惚れましたね!
時代劇って 演技力がハッキリ出るものですが
間の取り方かた
所作の動きひとつひとつが 計算された美しさでした
和服の動きって 洋服と全然ちがうんですよね
最近 和服の動きがいい役者さんが少ないので
嬉しかったです
さあ 来週はいよいよ清盛が棟梁!
期待しています!