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幕末本 「舞灯籠 京都上七軒幕末手控え」

蜂谷涼

こちらは 幕末を背景としたフィクション小説です。

上七軒の舞妓芸妓、そして市井に生きる女たちが 愛した志士たち

幕末の動乱の中 必死に愛した女たちの物語です

好きなお方がいる

それだけで幸せだったのに・・・

若い舞妓が恋をしたのは新撰組隊士

心に秘めた想いは告げることなく、

新撰組は敗戦の中 北の地で戦い続けている

好きな人の無事を 彼女は祈り続ける

叶わぬ片恋に身を焦がす若い芸妓

たとえ仮初でも愛し合った愛しいお方

味方であった薩摩の裏切りを知らせるため

彼女は 全てを捨てて彼の元へ走る

静かに想いを分けあっていたのに

御用商人のあの方は 和宮降嫁の嫁入り道具を仕立てたとして

勤王志士に狙われてしまう

どんな悲劇があっても 苦しみも悲しみも胸に秘め

ひたすら芸の道を進む芸妓

幕末の動乱の中にあっても 恋に悩み傷つき

それでも必死に愛を貫く彼女達が 美しくて清冽です

また彼女達の恋した志士が 龍馬や土方のような超有名所ではなく

ちょっとマイナーな所も リアル感があっていいですね

(あんまり有名人を使ってフィクションにすると

かえって嘘くさくなる気がする・・・)

フィクションですが 幕末が背景ですから 出来事はノンフィクション

蛤御門の変

大政奉還

龍馬暗殺

鳥羽伏見の戦い

たっぷり幕末感を楽しめます

しっとりと美しい 幕末の恋物語

いかがでしょうか