源氏物語5 夕顔 | テルミドール革命!

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光源氏 17歳


思いがけず 下町で美しい女性を見つけた。

儚げで愛らしい彼女に 光源氏は溺れた。


ある夜、廃院で愛し合う2人。

ふと闇の中、美しい女性が 夢枕に立ち、光源氏に恨みを言って消えた。

気がつくと 暗闇のなか、夕顔は息絶えていた。

夢枕の女は 六条御息所そっくりで・・・・



夕顔 19歳


わけあって下町で暮らしている女人。

頭の中将の昔の恋人ではないかと 光源氏は気づいている。

可憐で大人しくて 儚げな女性。



六条御息所 24歳


前皇太子の未亡人。

身分も教養も高い 光源氏の恋人。 

年齢や身分からか、年下の光源氏には甘えることは出来ない。



この夕顔をいう女性は、可憐で儚げなイメージですが

彼女の読んだ和歌や 光源氏と二人っきりのシーンでは

意外と大胆だったりして

可愛さと ちょっぴりエロティックな 可愛さがあるんですね。


六条御息所との馴れ初めはないのですが

ないことによって エピソードよりも

彼女の存在こその重みが大事であることが 印象付きます。


夢枕に立った女性ですが 原文によると

「六条あたりのお方」と 微妙にぼかした書き方が ニクイです。

 




Launenhaft QUEEN




私は君に溺れた


そのたおやかさ 健気な愛らしさ


真っ白な純真さと 桃色の成熟をもつ君に


私は君に溺れた


そして気がつかなかった


遠くの闇が 怨嗟の闇が


こんなにも 側に忍び寄っていたなんて






挿絵:「写真集 窯変源氏物語」より抜粋


この記事は 源氏物語を私風に意訳したものです。

簡潔編集を心がけておりますので、どうか大きな気持ちで お読みいただければと思います。 


感想などいただけると めっちゃ喜びます。

長文おつきあい頂いて ありがとうございました!