源氏物語3 箒木 | テルミドール革命!

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光源氏 17歳

ある雨の日、宮中で宿直中の貴公子たち、

男達は 恋バナに夢中。


しかし光源氏は 会話に参加せず 適当に相槌を打っているだけ。

それは彼の心の中は すでに藤壺への秘めた恋心で 占められているから。




頭中将 23歳位

葵の兄。左大臣の息子。

光源氏にとっては よきライバル・よきアニキ。


光源氏と一緒に 女性談義に参加している。

若い頃、行方知れずになった恋人がいるようだ。


光源氏

それでも 男達の恋バナは 若い光源氏の欲に 火をつけた。


部下の家に泊まった折、空蝉という人妻に 恋をしかける・・・・




空蝉 ?

光源氏より 年上の人妻。

思いがけない光源氏との一夜は 美しい夢のような心地だったけれど

これが独身のころだったら・・・と複雑な女心  





「雨夜の品定め」のシーン。 


若い男が集まれば、自然と話題は女性談義に。

心に秘めた恋を抱く光源氏は 意外とクールに聞いてはいたが、

“中流の女に 意外なイイ女がいる”という 話を耳にして 火がついたようだ。




それにしても この女性談義、


「上流の女は 家柄のしがらみがあって メンドくさい」 とか

「中流の女が 優しかったり 色々掘り出し物があるぜ」 とか

「ヤキモチも 可愛くしてくれる女がいいよね」 なんて


ケシカラン男の本音が出てますが 

女性の作者が書いてるかと思うと

ちょっと滑稽で痛快(笑)







Launenhaft QUEEN



私は渇いていた

雨の中の 気だるい日々


満たすことのできぬ この思慕を 持て余し 

渇いて行き場のない この情念を


だれか この欲を 情念を

満たしてくれ!




挿絵:「写真集 窯変源氏物語」より抜粋


この記事は 源氏物語を私風に意訳したものです。

簡潔編集を心がけておりますので、どうか大きな気持ちで 

お読みいただければと思います。 


感想などいただけると めっちゃ喜びます。

長文おつきあい頂いて ありがとうございました!