幕末において なにより有名な「桜田門外の変」
有名すぎるものの、これ1つに絞った映画は
少ないので 興味深いところ
この作品は 襲撃側の関鉄之介を主人公に
襲撃・過程 そして事後を描いています
華々しいエンターティメントというよりも
むしろ人間ドキュメンタリーを見ているようです
華々しさ 美しさよりも
淡々として凄惨で 痛々しいです
主人公・関鉄之介は大沢たかお
仁先生ですよ
幕末は 長州や薩摩、土佐ばかりではありません
水戸をめぐる物語は
もっともっと 勉強しなければなりませんね
歴史を学ぶ上で必要なのは
善悪を判じることではなく
要因 結果 影響を 押さえること
1860年 3月24日
江戸城桜田門外にて 幕府の大老・井伊直弼が
水戸の脱藩浪士によって暗殺された
水戸藩では 尊王思想が活発で
保守派と改革派の 争いが激化
安政の大獄にて 尊王攘夷派が弾圧され
水戸藩の尊王派が 井伊暗殺を決起
大雪のなか 大名行列見物を装って 襲撃
井伊の首級を挙げる
これにより 本格的な幕末動乱の幕開けとなる
幕府の権威・安定の失墜
暗殺のよる勢力転覆がはじまり
明治の紀尾井坂の変まで 続く
大久保利通暗殺まで たった18年である