桜の下には死体が埋まっている・・・
誰もが耳にしたことのあるこのフレーズ
今日は 桜の魔に憑かれた小説のお話です
「桜の樹の下には」
梶井基次郎
「桜の樹の下には屍体が眠っている」
衝撃的な冒頭の散文小説
日本文学独特の じっとりとした文体が
桜の魔性に誘います
「桜の森の満開の下」
坂口安吾
満開の桜に近づくと 狂ってしまう・・・
恐ろしい山賊が ただひとつ恐れる桜・・・
「桜の樹の下で」
渡辺淳一
美しい桜の下で出会ったひと
同じ男を愛した母と娘の悲恋・・・
ワシントンにも桜はありますが
魔性や死のイメージは しませんよね
日本のじっとりとした湿度や空気感が
美しい桜と魔性を結びつけるのでしょうか・・・
参考:OKガイドネット