黒の中 白一点
弥太郎が 武市さんが 龍馬達を
虐げてきた上士の頂点
酒の向こうに いつも日本の果ての 風を眺めてきた
藩主・山内容堂が
今
目の前の男達に 目を据える
容堂は 本性をえぐる
婉曲的に 直接的に
相手の心に言葉を送り 肺腑をえぐる
容堂に 弱さを吐露した象二郎
かつて 身分に奢り 権力者の縁者を誇っていた
弱かった彼ではない
夜明けの青
杯を受ける象二郎を見る 容堂のまなざしは
さながら 子の成長を見守る 父のよう
頑張った我が子の成長を喜ぶ 満足気な まなざしで・・・・
龍の涙は 海へと消える
姉とはしゃぐ海の向こうに
新しい世界がー・・・
今回こそ 「龍馬伝」の 真のクライマックスでは ないでしょうか!
「藩主に 大政奉還を説く」
たったそれだけの あらすじのなかに
今までのドラマの全てが 凝縮されている
すべて1話から出演しているキャストのみで構成された今話
音楽も 一部から引き継がれたものばかりで
なんだか 自然と涙が出ました
そして 怪物・近藤正臣&蟹江けーぞうの 怪演っぷり!
どーしよーもないオヤジの弥二郎さん
いつも へべれけなのに 時々ハッとする真髄を 突くんですね
弥太郎の 本質を見抜く洞察力は ここからきたのか?
容堂と象二郎が 杯を交わすシーンで あの曲が!!
半ば 武市さんのテーマとして定着した 「想望」!!
武市さんにとって 因縁深い2人なだけに
武市さんの志が 知らず知らずのうちに 引き継がれたのでしょうか・・・
今回は なんだか OPから泣けてきた・・・
もう3回しか 見られないのね・・・