龍馬は甘かったのかもしれない
薩長同盟は ゴールではない
引き金なのだ
強国といっても 2つの藩を結びつけただけのこと
はいそうですかと 幕府が簡単に 利権を離す訳ないのだ
「お龍・・・ワシは 歯がゆいのじゃ・・・」
藩と幕府という 大きな組織の戦いだ
この先 坂本龍馬という個人に 何ができるのか
避けられない戦
どうせ 避けられないのなら・・・・
お龍の歯がゆさ
家や社中とのつながりを持たない彼女には
龍馬だけが 彼女の盾
少しでも多く 龍馬を知りたい・・・・
龍馬に傾く心に 戸惑うお元
内蔵太の真摯な情熱に 絆される
しかし 彼は海へと消えていった
あの豪快な笑い声のまま 永遠に26歳で
龍馬とお龍のハネムーン
2人だけの静かな時間も、
霧のように けぶってゆく・・・・