古来より蛍は 恋の歌に よく歌われてきました
声も出さず 淡く燃える光に
口に出せない想いを 託したんでしょう
夫へと 届けられた蛍の光
淡い光の向こうに お互いの姿を浮かべて 微笑み
愛する人が側にいない 寂しさに 一粒の涙
青い月明かりの 金魚鉢
どんなに狭い鉢でも ふたりきりで泳げたら・・・
愛する人が側にあって 愛し児を抱く弥太郎
武市と冨を思い 目の奥が熱くなる
武市と弥太郎
後藤の卑怯な手口をに 冷える武市の目
忠義を尽くした主君に
不義として 罰せられる悔しさ
侍として 最後に守るものは・・・