静謐の別れ
万策尽きても 尚 武士であろうとする愚直
ただひとり愛する人へ 最期の会話
武士として 武士の妻として
必死にあり続けようとする二人の
ふと見せた本音が 哀しい
皮肉屋の弥太郎から かけられた「素直になれ」に言葉
弥太郎にとって 武市さんはいけ好かないヤツでも
その不器用な生き様は 理解できるんでしょう
遠い地で 友を思う龍馬
思うだけじゃ救えない 近くにいても救えない
友として出来ることは
その生き様を理解して 見届ける事だと 諭される
どんなに悔しくでも 理不尽でも
それを認めてしまえば 今までの自分を否定することになる
己の信念へ 始末をつける覚悟は
とうに出来ている
自ら恥じることなく 地獄の底へ・・・