つづきを見ていたら
自分の土台を通りすぎたら
そこに来た。
慈、悲、喜、捨の四つをさす。
慈とは他者への慈しみ、
悲とは他者へのいたわり、
喜とは他者の喜びを己(おの)が喜びとすること、
捨とはいっさいの感情を離れて他者のすべてを平等にみること。
30年程前、私は1人目を産んでから下痢を繰り返し近所の内科にかかった。今思うと過敏症腸症候群でここに通ってもなおるはずもなかった。その当時心療内科と言うものもなく糸口すら全く見付からずへとへとだった。
実際すごい脱水も起こしていた。
がそれから1ヶ月さして変わりなく
先生も困ったと思う。
そこで点滴を受けて居る時
色白でぽっちゃりした青年が動悸で困り診察を受けていた。検査をしてもどこも異常がないとの事で先生も出す薬が無い感じだった。
それでも青年は「先生本当に辛いんです。こんな時こうなって」と終わりの無い話に
「自分自分とばかり言ってないで、
帰り道ゴミを拾って見るとか、
ちょっとは外に目を向けなさい。」
と声を荒げた。
その時の彼は、ちょっと甘えた印象もあったが
彼も辛いんだろうな
どうしていいか分からないんだろうなと思った覚えがある。
ちなみにその個人病院はとても混んでいて親身な先生という印象
ですが、ひっきりなしで息つく暇もない感じでもありました。
あんなに混んでいた病院も今では先生もなくなり小さな建物だけひっそりあります。
その時の先生の言葉が
先ほどの下りに繋がった気がしました。
まんざら間違いではなかった。
先生も何かを伝えたんだろう。
結局一周まわって
ここ
なんだな。
と、
自己肯定は大切で、
練習しながら土台をしっかり作って行くんだけど、
問題はここからです。
捨で捨てながら
慈
悲
喜
があるか探していく。
ここからが小さな芽が見付かったら確認、育てる作業になるんだな。
そしたら捨の先に見えてきますかね。