今月から日本語を教えることになった、50代の生徒さん(おじさん)を紹介。
今でこそ、ちょっと変わってる
ユニークな人にイメージが移行したけれど、
初めて会った時は本当にビックリ&戸惑った。
ちょっと変わってる人かも・・・って予感は、問合せの電話の時からあったけど、まさに的中でした!(笑)
初めて近所のコーヒーショップで会った時のこと。
私はいつも授業開始前に一度会って、希望や目標などを確認している。
その日も、私はそのつもりで約束の場所に行った。
だけど、おじさんは違かった。
私が挨拶をして席につくと、いきなりスッと封筒を私の前に差し出した。
私は『??』と思い、『これは・・・?』と聞くと、
『授業料。せっかくだから今日から勉強しましょう』とおじさん。
そしてサッとノートを出すと、そこにはビッシリ演歌の歌詞が書かれている。
『これはどんな意味ですか?この漢字はどう読みますか?』と、
次から次へと質問したかと思うと、今度は小説を取り出して、
『ネイティブの発音が聞きたいので、読んでください。』という。
何ページか小説を読むと、突然、『はい、今日はここまで!』とおじさん。
『人間の集中力は30分位が限界なんです。1時間もする必要ない。
今日の勉強は、もう全部しました!』と言うや否や本とノートをしまい始める。
私が慌てて、『授業の進め方と、授業日と授業時間を決めないと・・・』と言うと、
『先生の好きなように。私は電話もらえば、すぐに来ますから。じゃ、また!』
と言うと、コーヒーショップを出て行ってしまった。
残された私はしばし、呆然。何だったんだろう。
最初から最後まで、完璧におじさんのペース。
まったく、どっちが先生なのかわからない。
私、この生徒さんと上手くやっていけるだろうか?
その日、家に帰るまでそんな考えが頭の中をグルグルしていた。
で、今は・・・。
やっぱり面白いおじさんに変わりはないけど、
でも、マナーも良くて、気のいいおじさんです。