かれこれ3年ぶりの更新です。この間、50代に突入。3年あまりの公立図書館勤務を経て、 昨年より医療系大学図書館に司書として勤務しています。週6日勤務につき記憶がおぼつかないまま時が飛ぶように流れており、このままではいけないと思っていたところに50肩を発症(笑)。遅ればせながら、老年への歩みを着実に進めていることを自覚致しました。「やり残したことはないか」と思いをめぐらせてみると、その時々を精一杯頑張っていたとは思うのですが、どうにも根無し草的なわが人生。これからは、腰を据えて過ごしていきたいと思い、手始めに頭の中でぐるぐるしていることを書き出してみようと考えた次第です。  

 「やり残したこと」の筆頭は、なんといってもフランス語です(しつこい)。仏検2級に合格したのはいつのことだったのか。まだ子どもはいなかった頃なので、15年位前かな?! 手帳を買い替えるたびに毎年書き込んでいた仏検準1級検定日に、今年こそは本当に受験したい…いや、します。あまりにもブランクがあるので、基礎文法の復習から始めなければいけないし、基本単語もきれいに忘れているはずなので、11月の試験日まで今から頑張ります。やることを増やして自爆するパターンが多いので、ひとつだけ必ずやることを決めました。それは、RFIのポッドキャスト購読です。ずるずるやると何時間もかけて読んでしまいそうなので、スクリプトを90分で読めるところまでとします。 

 「やり残したこと」の2つめは、丁寧に暮らすこと。いい年して恥ずかしいですが、いつもいつもとっ散らかって生活しているので、今年は生活を楽しめる域に達したいです。髪とかお化粧とかファッションとか、面倒で正直どうでも良いほうですが、大人として恥ずかしくないように気をつけようと思います(遅すぎる…)

  そして、「やり残したこと」の3つめは、アウトプットです。公共図書館で働いていたときの利用者の方のひとりが、口癖のように「一生であと何冊読めるかしらね」とおっしゃるのが印象的で、私もたびたびそう考えるようになりました。最近まで、一冊でも多く読んでおきたいと速読(?)に励んでいたのですが、小川洋子さん(いや多和田葉子さんだったかな)のご本を読んで、速読は良くないのではないかと思うようになりました。実際、今も自分が何を読んで、どうしてそう思うようになったかを言語化できない。これはいかがなものか。言語化できないのなら、それは考えていないのと同じなのではないか。「言葉にすると、どのように言っても、本当のこととは違ってしまう気がする」と逃げてきましたが、逃げたまま過ごしていていいのか。書くと大袈裟な感じですが、まあそんな風な焦燥感を抱いているのが現状です。

  来春は別の目標となるように、今年こそ「やり残したこと」に取り組みます!