最後の更新から1年と7ヶ月が経ってしまいました(笑)。

コツコツフランス語を勉強する毎日から一転、日本文学&日本語文法漬けの毎日へ。

通信教育課程の単位もほぼ取得し終わり、ずいぶんとご無沙汰していた文学部感覚もかなり戻ってきたように思います。

専門必修科目のうち、唯一来年度(今年の10月からです)取得分に残していた「近代文学」。
今年度と変わらなければ、お題はずばり宮澤賢治のようです。

私にとって宮沢賢治といえば『永訣の朝』なのですが、授業では童話を読んでいきます。
『雪渡り』と『オツベルと象』しか読んだ記憶がなかったので、少しずつ読み始めました。

(『オツベルと象』、大人になってから読むとガツンときます。昔教科書で読んだことがある方が多いと思いますが、再読をお勧めしますビックリマーク

前置きが長くなりましたが、『宮沢賢治の心を読む』。
著者はサル学の世界的権威の河合雅雄さんです。

現役大学生の頃、文学者が書く文学論が苦手で文学部に入ってしまったことを後悔した私でしたが、河合さんの賢治論は、胸にストンと落ち、しかもじ~んと来てしまう素敵なものでした。
私自身北海道育ちなので、賢治童話の情景が目をつむると浮かんでくるようで、こんなことならもっと前に読んでおけばよかったとこちらも後悔しています。宮﨑駿さんの映画を思い出したりして、宮崎さんもかなり賢治に影響を受けているのだろうな…と感じました。


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賢治関連で、もう一冊、イッキに読んでしまったエッセイがあったので、こちらも。

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学生時代も、演劇をご専門となさっている教授の授業は、全部好きでしたドキドキ

演劇好きの方にも、お勧めします。