【今日のグットニュース!!】
今日は夕方から水泳個人レッスン。
お相手は『水を得たドラゴン』ことR君。
『プール学習、楽しく参加出来ている様ですか?』
とお母様に尋ねると・・・
『実は担任の先生から電話があって、25mをクロールで何度も綺麗なフォームで泳ぐのを見せてくれました!!』とお褒めの報告を受けたそうです。
こう書くと私がR君に綺麗なフォームで泳ぐよう上手く指導したと思われそうですが、実はあまりフォームの事はR君にはあまり教えていません。
フォームよりも25mクリア、50m、100m~と少しずつ目標をクリアしていく中でR君がよりリラックスした状態で泳ぐ方法を体得していきました。
R君本人に『プール学習はどうだい?』と尋ねると
『まあ普通・・・・。』
『普通なら良かったね~』
『まあね・・・。』
なんともそっけない。
もともと身体を動かす事が不器用で運動で少しでも自信をつけてほしいという願いから私の個人レッスンを受けることになったのですが・・・・
R君のユニークな特徴に最初はどうしようかと悩みましたが、今は彼の『ぎこちなさ』を全て受け止め、時には聞き流し、時には激励し・・・。
そうして1年以上が経過しました。
『最近、学校でめっちゃストレスたまってるんだ!』
『あら、どうした???』
『〇ソむかつく奴がいる!!』
『そうか~そういうのは周りに一人は必ずいるよね~』
などと運動以外の会話をしながら水中歩行をしています。
R君は『運動大好き!!』とまでは決して言い難い。
習い事は一切せず、私の個人レッスンだけ。
お母様にとっては中学校の就学、その後の進路についての悩みや不安があると存じます。
それはそれとなく私もわかります。だって私もノン君(ダウン症児)の父ですから。
特別な支援をしてあげられない自分が歯がゆいのですが・・・。
お母様がR君にとって私との時間が有意義である事を願って頂けているのであれば、いつまででも一緒に運動をしてゆきたいと思っております。
けれど・・・
私のレッスンを受けなくなる日がいつか訪れます。
そう考えると淋しさはある。
しかし、何か新たな挑戦のために私のレッスンを辞める。
そんな日が来るなら私はきっと淋しさよりも嬉しさの方が大きいだろうなとも思う。
そう思いながら、月2回の水泳レッスンを楽しんでおります。