こんにちは。『運動大好き!しょうたろう先生』こと小田桐正吾です。


昨日はNHK札幌放送局さんの『ほっとニュース北海道』で私の教室を放送してくださいました。

『運動会で活躍したい』というテーマで運動靴やお弁当のお話。

かけっこの練習法は私のレッスンの様子が流れました。


1分25秒ぐらい。もうちょっと短いかなと思っていたのですが結構長く使って頂きました。

NHKさんありがとうございます。

『狭い場所でできるトレーニング法』


私の自慢の運動用具。『新聞棒』をつかった練習をしました。

お家でも出来る練習法は次の記事で書かせてもらいますね。


今回のテーマは狭い場所でもできるトレーニングでしたのでそれを語ればよかったのですが、あえて最後にテレビを通じて親御さん向けに何かメッセージを伝えられたらと思いお話させて頂いたきました。使ってくれてありがとうございます。

その内容は途中と一部でカットされていたので、この場を使ってお伝え致しますね。


私が北海道の子ども達や親御さんへお伝えしたかったこと。

運動会のかけっこでは、どうしても足の遅い子、速い子の個人差が出てしまいます。

それは競争なので練習の成果がでない場合があります。筋力の差が大きければなおさらです。


ですからお子さんの順位や結果にこだわり過ぎず、

速くても遅くても『全力でゴールに向かって走り抜けたかどうか?』を見守って欲しいと願っております。結果ではなく全力で走った事を褒めて讃えてあげてほしいのです。


それと、

運動会への向けた取り組みは『親子で身体を動かす良いきっかけ』にもなります。

親子でご自宅で出来る簡単な運動(ラジオ体操でも可)でも良いですし、休日や朝に一緒にランニングするのでも良いので、ぜひお父さん、お母さんも子ども達と一緒に健康な身体作りをし、親子で体力向上していって欲しいと願っております。




という事をこの放送でお伝えしたかったのです。



なぜ練習内容よりこの事を伝えようとしたかと言いますと、

自分の子に対する過去の思いや生徒さんやそのお母様・お父様との触れあいの中で、

親は子どもの『かけっこに対する思い』よりも、

『走るフォームや順位』を重視する傾向があると感じるからです。

※競争を否定しているわけではありません。

これではせっかく親子で練習しても楽しくないですね。

運動会に向けて一緒練習にしている、あるいはすでに練習しているという親子さん、今一度、お子さんへの思い、子どもの心身面、かけっこについて考えてみましょう。


そもそも運動会のかけっこの目的って何なの?

運動会のかけっこの目的は他の誰かに勝つためのものではなく、

全力でちからいっぱいゴールまで走り抜けることこそが真の目的なのです。

これを周りの大人達(学校も含め)があおるのでみんな子どもは順位・結果に拘るのです。

そうなってくると、1番と2番以外の子はみんな負け。リレーの選手になれなかったら最悪・・・。

そんな思いを抱きかねません。そうなると、一番になっても喜んではいられなくなります。横綱の苦悩ですね。

順位をつける事を否定しているわけではありません。順位があるからこそ、力を出し切れます。

それをその時の結果としてだけで見るのはいけないと思います。どうしても結果が欲しいならアスリートを目指しましょう。

徒競争はちからいっぱい走るための手段に過ぎません。


『一番になるとかリレーの選手になる』とか『あの子より速く走りたい』と子どもが自分から目標を持って進んで練習する事はとても素晴らしいと思います。応援してあげて下さいね!!


親御さんが目標を煽ってはいけないと思います。たきつける?メラメラというのかな。


『あんた、その走り方なんとかなんないの???』

『去年は何番だったから今年は何番を目指しなさい・・・』
『6年間で一回くらいはリレーの選手になって欲しい・・・』

『いつも負けてるあの子に今年は勝手欲しい・・・』

『たまには外で運動でもしてきなさいよ・・・』

あるいは、

『お金かけてかけっこ教室(短期)に行かせたんだから結果だしなさいよ・・・』

そんな声をよく聞きます。言ってませんか?

はっ!私そんなこと思っていたかも・・・。

思っても良いと思います。

親なので仕方のない事です。でもそれを口に出したり、態度に示すのはやめましょう。


果たしてこんな声掛けで子どもが足速くなって順位があがると思いますか?

『じゃあ、結果が出なかったらどうしよう・・・。』

『頑張ったけどだめだった時、なんていわれるのかな・・・。』

これ、プレッシャーですよね。かけっこが不安ですよね。楽しみ半減ですよね。

果たして運動会のたかが、かけっこで『子どもにプレッシャーをかける』のはいかがなもんでしょう?

※別にいいんじゃないと思う方は無視しして下さい。

親の思いを子どもにたきつけるのは意味がありません。

子どもが自分から目標を持てるような働きかけが重要ですね。

じゃあ子どもはどういう思いで頑張れば良いの?

お子さんが速くなくても遅くても自分の中で納得できればいんじゃないですか?

順位や結果はまあまあだったけど、自分なりに全力で走りきった!!頑張った!!だからそれで満足!!またガンバろっと!!という思いを持って挑めば楽しめるんじゃないでしょうか?

これ、自己肯定感と言います。この自己肯定感があると、次に自分から目標を持つようになるかもしれません。

こういう純粋な気持ちを持つには、はっきり言って親の思いは邪魔・・・な場合もあるかもしれませんね。

進んで目標を持てるまで、まずは楽しむべし!!

親御さんもそういう思いを持ちつつ、運動会に向けてお家で一緒に体力作りをすると、とっても楽しい運動会になるし、お互いの体力向上に繋がるので最高ですね~。


じゃあしょうたろう先生の教室ではどう接しているの?

私の教室では結果や順位をどうとかではなく、

全力で走って跳んで、あー楽しかった!!

なんか挑戦したら出来た!!やったー嬉しいな!!

ボク、運動大好きだな!!

ほとんど、ただこれだけ。純粋な思いを体験して欲しいと願って接しているのです。

その上で色々な運動を習得したい!

という気持ちが芽生えるように色々な運動を楽しく、わかりやすく出来るように研究、実践を心がけております。

そんな感じで体育教室でもかけっこの練習もしております。


これが『運動大好きしょうたろう先生流体育』です。

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NHK札幌放送局の皆さま、今回は取材に来て下さってありがとうございました。

参加した子ども達、親御さん達もすごく楽しくて良い経験が出来て嬉しかったです。

と言っておりました。

北海道の子どもの体力、運動に関しての事ならいつでもご協力致します(笑)


それから可愛いボクの生徒さんたち!!

すごく急な話でだったのですが『ボクより平常心!』でいつも通り楽しく身体を動かしていましたね。

さすがです。ありがとう!最高の仲間たち!!


さて、次回の記事、⇒『テレビでは伝えきれなかった』〇〇〇編 です。

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しょうたろう君