こんにちは。

今日は先月、一緒にスキーをしたS君(2年生)との話。

前回のレッスンでの様子は↓
スキーは危険なスポーツだと思っている子と!!レッツスキー!!

楽しみにしていた2回目のレッスンは、
なんと!!
『スキーをしながら、けん玉!!?』

実はS君、前回のレッスン前、『スキーは危険なスポーツだから上手にならなくてもいい』と言っていたのですが少しずつ出来るようになり、滑ることの楽しさを覚えました。

S君はとっても『けん玉が好き』でS君のお父様の『けん玉しながら滑ってみれば?』という何気ない発想から『スキーDEけん玉』をする。という実験を試みる事になりました。

動画をぜひ、ご覧ください。

運動大好き!!しょうたろう先生の体育あそびチャンネルより


『スキーをしながらけん玉をする』ことで何か良い効果が得られるのでしょうか??

前回のレッスンではなんとかハの字でスピードをコントロールできるようになりましたが、腰が引けた姿勢(後傾姿勢)で滑りに安定感はありませんでした。
今回のレッスンでけん玉をしながら滑るS君の様子を見ると、けん玉を上手に出来る様、スピードを抑えたりしながら『力みのない』自然な姿勢で滑ることを自然に出来ている気がします。

『スキーの滑走』と『けん玉』、何の共通点の無いように思いますが・・・。
けん玉の姿勢は肩幅ぐらいに足を開き、膝を軽く曲げ、重心を前にして楽な姿勢で立ち 全身の力を抜いてやるようです。
プルークファーレン(ハの字で滑る)or直滑降(ナチュラルスタンス)の姿勢とけん玉の姿勢はちょっと似ているのかもしれませんね。

今回の『スキーDEけん玉』の効果は・・・
★普段、けん玉をする姿勢を保ちながら滑る事により余計な力みが抜け、リラックスし安定したプルーク姿勢が身に付いた。
★普段通りのけん玉が出来るように、スピードを抑えながら滑る(ブレーキング)やスキー板の操作が身についた。
★安心、安全に滑る事が出来るようになった事で自信が付き、中級コースまで転ばずに滑る事ができた!

とりあえず真面目に実験結果の考察をしてみました。
本当にけん玉の効果でスキーの技術が進歩したかどうかは解りませんが、結果として前回よりも安定した滑りが出来るようになったし、何より楽しく出来たので大成功ですね!!

ともかく、
S君はスキーが『滑るのが楽しい!!』と言っており、
『スキーは危険で嫌い』から『スキー大好き!!』になりました。よかったよかった。

レッスン後にお母様からお話をすると、実は習い事にトラウマがあり、今回のボクとのスキーも、『一回だけならやってみる。』と言って渋々レッスンを受ける事になったそうです。
終わって見れば、2回目のレッスンも楽しく出来た事にとても嬉しく思います。

ボクの指導が良いかは謎です。※スキーレッスンでけん玉させちゃうのですからね・・・
ただ、あまり技術向上ばかりにこだわり過ぎず、その子のペースや特徴をつかみ寄り添う!
楽しく少しずつ上手になって自信を付けて行こう!と心がけています。
※どうしても技術向上したい!!という方はぜひ、スキー学校のレッスンを受講して下さいね。

ともかく、S君にとって今回のスキーレッスンがS君の自身につながり、何かに挑戦する勇気を持ってくれたらいいなと思います。

そういえば今度、けん玉の検定があるらしいです。
目標があるみたいなので、それに向けて頑張ってほしいです。

『スキーDEけん玉』の提案をして下さったお父様、こんなボクにレッスンを依頼して頂いた非常にノリの良いお母様、どうもありがとうございました!!

チケット売り場でリフト券を購入中に『カチカチ』始めたり、
スクール生が行き交うそばで『カチカチ・・・。』
リフト上の人に不思議そうに見られたり・・・。
なかなか感じることのない視線を感じ、ちょっと恥ずかしかったのですが刺激的でとても楽しかったです。
※もちろん、ちゃんとスキーの練習もしっかりしましたよ。

今後もS君の健やかな成長を願っております!!



けん玉好きな人はぜひ、『スキーDEけん玉』お試しあれ。もしかすると注目の的になれるかもしれませんよっ。

注)あくまでボクとS君の個人的な取り組みですので、なんの確証もありませんので、みなさま、『へぇー、そうなんだー』と思う程度でご勘弁下さい。

おしまい。