こんにちは。楽しい季節が始まったよ~。


今年もスキーレッスンが始まりました!!

シーズン最初のスキーレッスンのお相手は・・・


『スキーは危険なスポーツ!!と思っている男の子』2年生です。


これまでのスキーの経験はお父様と公園で少し練習をしたのと、1年生の時のスキー学習のみ。


今年は学校の授業でスキー場に行く事になっており、その前に少し出来るようになってほしい。

親子でスキー場に行く時のきっかけを作りたいというのが親御さんの願いです。


レッスン前にお母様からお話を伺うと、スキーはあまり好きではなく、『スキーは危険なスポーツだから上手にならなくてもいい・・・』と言っているとの事でした。


実際にお子さんにお会いして会話をすると、とてもしっかりしたお子さんで、自分が何が出来ないのか?を理解しており、本当に上手にならなくていい。スキーに興味がない。という感じはありませんでした。

ただ、上手く出来ない事や初めての事に若干不安を覚える事が多い子のような気がします。


要するに何度か練習したが上手く出来ず、スキーの楽しみを味わったことがない。という事ですね。

まっさらな初心者ではなく、何度か経験があり、なかなか上手に出来なかったS君。

さらに今年のスキー学習ではスキー場に行き、リフトにも乗る。

不安もあるのは確かです。


そんなS君の目標は

『スキーの楽しみを味わうこと』

『学校のスキー学習でも楽しく参加できるようになる』です。


とてもシンプルな目標ですが、スキーを楽しむ最初のきっかけはこんな感じだと思います。


スキーの楽しみを覚えるにはどうしたら良いのでしょうか?

それは、『雪の上を滑る事の楽しさを味わう事』と『スキーの操作を覚える(上達する)こと』が楽しみに繋がります。


前置きが長くなりましたがさっそくレッスン開始!!

レッスン前のS君

準備体操を済ませ、スキーを履き、平地でスキーの操作の練習。

平地を歩いたり、起き上がるなどは何とか出来るようです。


斜面登り(カニさん登り)が苦手なようです。
スキーが揃って山の方を向いて登ろうとします。

これでは後ろに向かって滑ってしまいます。


傾斜の登りのポイント!


山の上に対して横向きになります。※横向きに階段を上っているイメージです。


斜面とスキー板の向き(身体の向き)を意識させる。

『後ろに滑りそうに感じたら、板の向きを変えてみよう』と伝えます。

※その子に年齢のによって違いますがこの感覚は伝えても本人が気が付かないとできないので焦らずゆっくり感覚を身につけましょう。

とても小さい子には難しい場合もあるので無理せず、外して登っても良いと思います。


エッジを立てながら(膝を坂の上の方に傾ける)

『雪に階段の跡をつけるように』

スキーの横側(エッジ)を使ってぐさっと雪に刺す感じ。


エッジをしっかりと使っていると斜面に階段の様な線が出来ます。


ちょっと大雑把な説明ですみません。


『滑っては登り、滑っては登る』を繰り返します。

※S君は2年生でわりと体力がある方なのでコツを掴むとどんどん登れるようになりましたが、あまり体力のない小さい子には自分で登らせる事にこだわらず、手伝ってあげたり、目標を決めたり、スキーを外して登りましょう。


何度も繰り返すうち、レッスン開始から30~40分ぐらいで徐々に斜面登りもスムーズになり、ハの字(プルーク)滑りも安定してきました。


※プルーク(ハの字)の練習についてはまた今後、公開します。


こうなったら遂にリフトデビュー!!

S君は

『途中で落ちたりしない??』

『リフトが落っこちたりしない??』と不安げに尋ましたがボクの答えは、『絶対だいじょうぶ!!』


初めてリフトに乗ったS君。

若干顔が引きつっている??すぐに慣れて楽しそうにしていました。やったね!



初級コースを上手に滑るS君。やったね!!


初めは斜面登りも出来ず、ハの字で滑ることも停まる事も出来なかったS君。約2時間30分のレッスンで初級コース(主に林間コース)で安定した滑りができるようになりました。

そして、レッスン後に改めて『スキーは危険なスポーツだったかい?』と尋ねると『めっちゃ楽しかった。もう1回リフトに乗りたかった!!』と言ってくれました。


スキーの楽しみはなんと言っても雪の上を滑る事です。

そして出来なかった事が出来るようになった(上達する)事を実感する事です。



転びたくないのに何度も転びます。

しかし、失敗してばっかりでコツをつかめないと、あきらめてしまう子もいます。

学年が上がれば上がるほど(トラウマを持ったり)その事自体をやらなくなってしまう場合もあります。

失敗から学ぶ事はたくさんあるけれど、『成功した時の喜びを導いてあげなきゃならない子』もいるんですね。



苦手意識を持つ子に対し、その子のペースに合わせて少しずつ自信が持てるように!!

と心がけて導いているつもりです。スモールステップです!!マニュアル通りの指導はしておりません。

これはスキーに限らずです。



ボクの指導が良いのかどうかはわかりませんが(多分、普通ぐらいです。)S君が純粋に滑る楽しさと出来た喜びを実感できた事はとても嬉しいです!!



初めてのスキー場で弱音を一切吐かず良く頑張りましたね。



一回だけのレッスンの予定でしたが、S君と正月明けにまた一緒に滑りに行く事になりました!!

さらなる成長が楽しみです!!次回はターンの練習だ!!



ちなみにS君は『けん玉』が得意なようで、『今後、滑りながらけん玉がしたい!』と言っていました。

それ、全然よくわかんないけどOK!楽しそうだから試してみよう!!!





さあ、明日も楽しくレッツスキー!!大みそかまでノンストップで行きますよ~!!




おまけ情報。


ばんけいスキー場12月20日現在、センタートリプルリフトは現在、保安点検のため、運休しています。

復旧はいつになるかはまだ未定なようです。※センターの初級コースが運休は正直、痛いっス・・・。

でも他にも初級コースはあるから大丈夫!!




誰もいないセンターリフト。


それから今年からハーフパープのコースが新しく出来たため、ウェストコースの一部が去年のコースと変わりましたので、みなさんご注意くださいね。

詳しくは、ばんけいスキー場HPでご確認ください!!!

さっぽろばんけいスキー場公式サイト


おしまい!!