先日の新聞の記事です。
子供が自由に走り回れる場所、少ないですね。
都心部に限らず、ここ札幌も、
子供が自由に走る回れる場所は少なくなったな、と感じる事もあります。
せっかく見つけた公園でもボール遊びは禁止、自転車乗り入れ禁止、なんて公園はよく見かけます。
確かに僕らが小さかった時よりもマンションも増えたし、
車も多くなった。駅の近くには、商業施設が増えて、道路が綺麗になった。
なんか便利になったな~。と感じることもあるのですが、
その反面、自由に動き回れる場所や安全で安心できる環境は減ってきた気がします。
でも、ちょっと郊外に行くと、自然に溢れて広くて自由な場所はあります。
子供の体力の低下が問題視され続けていますが、
この空間の減少が子供の体力の低下の原因の一因です。
この問題に対して最近は大人たちが、色々な対策を練っている地域もたくさんあるようです。
そんな時代の子供たちに大人が対策を練って
『自然の中で養われるものだった運動能力やコミュニケーション能力は、
現在は、大人が場所や機会を設けて養う』
という時代になったのですね。
しかし、機会を与えるだけで子供の運動能力とコミュニケーション能力は養われるのだろうか?
という疑問も感じます。
昔と違って子供の娯楽は多くなり、自然を見る事、感じる事よりも、
テレビやゲームの液晶画面を見る方が楽しい、
子供のストレス発散はゲームで現実逃避できる時代です。
運動能力以外にもコミュニケーション能力の低下も由々しき問題となっていますが、
これも能力低下の一因ですね。
ゲームを否定しているわけではありません。
現代の子供を取り巻く環境に苦言を指しているわけでもありません。
子供を取り巻く大人たちが、真剣に
『心と体のバランスと保つ』事を考える事が大切だと思います。
新聞記事の最後に、
『外遊びは子供の発育に非常に重要だ。大人がそれに気づき、日本全体で真剣に取り組むべき時期にきている』と書かれています。
『昔の子供は、こうだった!!』
と嘆く大人たちも良くいますが、
子供が育つ環境が変わったんですね。それに気づかない大人がたくさんいる気がします。
今の時代にあった最適な環境とは?
子供と関わる自分も理想を追い求めて行きたいと思います。