好評だった『家政婦は見た』シリーズが終わった。
私は、割りにサスペンス劇場に詳しいといわれるが、別に詳しいわけではない。実際、連続ドラマがおもしろくなくなったので、読みきりの2時間番組のサスペンス劇場を見ることになる。面白くって、みているわけではないのだ。
何年か前に韓国から留学してきた女性が私に質問した。
『日本のドラマは、どうしてあんなに人が殺されるのですか?』
私は、答えることができなかった。毎日、どこかの局で再放送を含めると、必ず、放映されるサスペンスドラマを言っているのだろう。
私が好きなシリーズは、『監察医 室生亜季子』やら『弁護士 高林鮎子』のシリーズである。なぜなら、出演者たちの容姿の変化が少ないからである。
例えば、『監察医 室生亜季子』の浜木綿子、左とん平、すまけい。十数年年前の映像を見ても、変わらない。
『弁護士 高林鮎子』の真野あずさ、橋爪功。この二人も変わらない。だから、物語に集中できる。
片平なぎさは、余りにも、変わりすぎていて、とても、観ていて痛い。池上季実子もそうだ。若いときの再放送を観ていると、『こんなに変ってしまって。。。』と悲しくなってしまう。
また、『十津川警部』シリーズも、TBSとテレビ朝日と2通りがある。
TBSは、渡瀬恒彦と伊東士郎。テレビ朝日は、高橋英樹と愛川欽也。渡瀬が演じる十津川警部は、女性にもてる。関った女性は、彼に参ってしまう。ところが、何年か前から渡瀬恒彦はわかりやすいカツラをつけるようになってしまった。私がある人たちの前でそのことを言うと、隣の女性が私の腕をパンパン叩いた。『その通り、その通り。』と。
私は続けた。『もっと、いいカツラをつけたらいいのに。お金があるんやから。』そのわかりやすい、ちょこっとのけただけのカツラの十津川警部を女性が『ステキー!』とは、言い難い。物語が空々しくなってしまう。
ある時、この十津川警部シリーズに、大原麗子が出演した。元夫婦の出演だ。それが、また、怖かった。
大原麗子がでてくるシーンの全てに大げさなモヤをかけていた。私は最初、自分の視力がまた、下がったのかと疑ったのだが、彼女以外のシーンがちゃんと写されている。しかも、その大げさなモヤを通してさえも大原麗子の容姿の衰えぶりは尋常ではないことが、わかった。そこまで、するくらいであれば、出演を見合わせればいいとおもうのだが、それは、私には、わからない。
渡瀬恒彦がカツラになってから、伊東士郎の渋い演技がいぶし銀のような輝きを見せるようになった
テレ朝の方は、どちらかと言えば、十津川警部よりも相棒の亀さんこと愛川欽也の方がメインになっていて、どちらかと言えば地味なつくりである。
サスペンスも大体、出演している俳優の格で、犯人が誰かわかる。私が以外なのは、サスペンスの最多出演者が小野寺昭だということだ。そう言われれば、主役ではないが、よく出演している。
そんな訳で、2時間サスペンスもさほど、興味があって観ていることではない。
特に最近は、YouTubeで音楽を聴いたり、お笑いを観る機会が多い。あるいは、DVD。
もし、一つだけ、再放送していほしい2時間サスペンスは?と問われたら、それは、土曜日・テレ朝の宮部みゆき原作の【火車】である。
このドラマは、よくできていた。普通、映像が原作を超えることは、非常に少ない。なぜなら、原作を読んでいるときは、それぞれの読者が異なったイメージを抱く。そこが、漫画との大きな違いである。漫画はすでに主人公の顔や体型が絵として残っている。小説は違う。十人の読者がいれば、十通りのイメージが出来上がる。だから、映像化されたときに、ほとんどの人がガッカリする。
【火車】は、原作も読んだが、映像の方が、私は優れていたと感じた。
サスペンスも毎回、これくらいの作品を作ってくれると、楽しみにして観られるのだが。