山雅の今節の相手はV・ファーレン長崎。
山雅より一年早くJFLに昇格した先輩で、Jリーグ準加盟も済ましており昨年の成績は5位。スタジアム改修の関係で昇格は早くても2013年以降となっていることもあり、今年はオフにサブ選手をごっそり放出。放出した選手に大嫌いですとか言われたり最大のスポンサー、ジャパネットたかたに撤退されたり有名サポが急に海外行っちゃったり、開幕前に早くも周囲を騒がせてくれた。
そして爆笑させてもらったのがコレ→http://klm.txt-nifty.com/blog/2011/04/jfl-7d24.html
まさかバキで来るとは・・・チームイメージとキャラが微妙にリンクしている所も良いが・・・山雅は猪狩完至というのが悲しい。こういうのを見ると、世の中には本当に面白い人がいるもんだなあとしみじみ思う。
また、松田の親友、佐藤ユキヒコが所属していることも見逃せない。松田とのセット移籍も現実味を帯びていたのに、実現しなかったのが残念だ。
要注意人物として考えていたのは浪速のゴンでは無く、エースの#13有光だが、個人的に今年、アルテ高崎から移籍してきた#16岩間に注目していた。去年、対山雅の試合で2試合見ただけだけど、クレバーなプレーが多く、パスセンスもいい。いい選手だなあとひそかに思っていたら長崎に移籍してしまった。いきなりキャプテンマーク巻いてたのにはビックリしたが、きっと人格的にも優れているんだろう。
なにはともあれ準加盟対決。昨年、勝てていない相手だけに山雅はぜひともリベンジを果たしたいところ。
【結果】
松本山雅 1-1 V・ファーレン長崎
塩沢 45分
74分 有光
観客5843人
【感想】
この日の山雅は3-5-2。メンバー表では4-4-2となっているけど、そんなしょっぱい情報戦意味あるんかといつも疑問に思う。欧州とかJリーグとかでもたまにやってるのを見るから何かしら意図するところはあるんだろう。
木島のお兄さんが京都でやらかしてしまったのでFWに塩沢が今期初先発。長野戦では途中出場でいい動きをしていたので、思いもかけず巡ってきたこのチャンスを生かせるか。そしてトップ下には木村勝太。起用の意図がよくわからないけど、練習を毎日見ている監督・コーチの判断を信じる。
この試合では、まず塩沢の高さ強さが光った。空中戦ではほぼ無敗で競り勝つし、ボールが収まるので、木島兄弟の2トップとはまた違ったサッカーとなった。木村勝太も積極的にボールに絡み、チャンスを作っていた。迎えた45分。コーナーからの混戦で、押し込んだのはマツさん!と思いきやこれは相手に阻まれ、最後に押し込んだのは塩沢。ゴールという最高の形で起用に応える。
で、後半。今井、鉄戸の両ウイングバックが最終ラインに吸収され、実質5バック状態に。一般的に言われる、3-5-2の布陣を敷いた時に一番やってはいけない形を取ってしまい、手薄になった中盤で警戒していた#16岩間に自由にプレーさせてしまう。
その後、長崎の攻撃を凌ぐも74分、相手GKを起点とした見事な速攻から飯田がペナルティエリア内で#13有光を倒してしまう。スタンドから見ている分にはボールに触っているように見えていたのだが判定はPK。飯田曰くあれはファウルだったようだが、どうもアルウィンでの判定に納得がいかないことが多いのは山雅寄りで観戦しているからだろうか。
いずれにしろ有光がシュートに行くには角度が無かったし、味方のカバーがいた状況だけに飯田のミス。痛恨のPK献上だった。ただ、これまでの飯田のチームへの貢献度を考えたら責める気には全くなれない。その後の奇跡のヘディングでの失点阻止もあったことだし。次節以降も山雅の砦として期待しています。
結局このPKを決められ1-1のドロー。佐川印刷戦に引き続き勝ち点1を積み上げるに留まった。
それにしても昨期から長崎戦の失点は全てPK。有光も毎回キッチリ決めるし、何か、悔しさと、場内一周ウェーブ以外はあまり実りの無い試合だったなあというのが正直な感想。
でも、次節は都田まで遠征に行こう。