「しょうがないことだよ」



分かっている。

そうは思っても納得いかないことはあるもの。


頭ではわかっているのに気持ちがついていかない。

ものすごい衝撃で雷に撃ちぬかれたかのよう。


私は自分の目を疑った。



一度の出来事ならただの偶然とも言えるのに

二度、三度と遭遇してしまってはもう目を背けれない。

何かの間違いであってほしいという願いは虚しかった。


これが現実だ。

私はこれからその事実と共存するしかないのだ。













白髪。




うちの家系は白髪になるのが遅く、

母は最近やっと出てきたし

私も50歳くらいで白髪になるのだろうと勝手に思っていた。


しかしそれは素敵な勘違い。

父のDNAが勝ったのだ。



美容室でそのことを伝えると、


「20代後半になると出る人はたくさんいるよ。」

「Qちゃん大学生みたいなのにね(笑)」


もうこうなっては若作りと言われても仕方がない。

アロハシャツなんて着ている場合じゃない。

ダメージ加工の素材なんてもはやただのぼろ布。


血気盛んだった年頃は過ぎ

見違えるほど品行方正な生活を送っている。


俺にもトンガっていた頃があったんだぜと

武勇伝を語るおやじのような真似はしたくはないが

確実に私の角は落とされまん丸になっている。


無限の可能性に満ち溢れていた10代とは違い

社会に出ると「思い知らされる」ことが多い。

それらは容赦なく自尊心を傷つけ喪失感が襲う。


これは私なりの解釈ではありますが

それらの喪失感を受け入れることは

「現実」を生きる上で重要なプロセスだと思う。


「思い知らされた」後どうするか。

「夢」は夢でありその種を「現実」に根付かせるためには

喪失感を受け入れてからでないと育ちはしない。

レベルは一つづつ上げていくしかないのだ。



喪失感から目を背けてはいけない。

どれだけショックな出来事であろうとも

自分は喪失感と共にある現実を生きている。




―――――――受け入れなければ。





白髪を(笑)。


もう少し増えてきたら染めます・・・