南極と超深海の両極地で、実際に自分の手で水中ロボットを潜らせてきた研究者による「実話」をご紹介するブログ。

 

今回は、GWに始める水中ロボット入門と、言うお話(主に学生への業務連絡)です。

 

例年、この時期になると水中ロボットや海洋調査機器の勉強を始めたいと言う人(学生)から、「オススメの本ありますか?」と聞かれるので、ここに改めて情報を置いておきます。

 

基本的には「水中ロボット」「深海探査」「水中カメラ」「海洋調査」「水中ドローン」などのキーワードで検索して、ヒットした書籍の中から、自身のレベルに合った書籍を選ぶことをオススメします。

 

と、授業中やシラバス等で伝えていますが、結局どの本を選んで良いのか分からないと言う学生には、以下の水中ロボットの超入門書をオススメします。

 

右矢印深海探査ロボット大解剖&ミニROV製作[動画付き]

大学生協等でも取り寄せ可能です。割引の有無は大学生協までご確認ください。

 

CQ出版の中高生向け冊子(トランジスタ技術別冊・トラ技Jr.)で連載していた内容をまとめた本で、一部の水産高校等でも使用されています。

 

当研究室で執筆した内容で、水中ロボットや海洋調査機器の基本的な構造、運用方法だけでなく、水中ロボットの作り方も記載しています。

 

右矢印海中ロボット総覧

上級者向けの内容で、タウンページくらいの厚さと重さがあります。

 

発行年が古く既に絶版になっていますが、ときどき古本で出ているので根気よく探してみてください。

 

右矢印海中ロボット

こちらは、上記「海中ロボット総覧」を新書サイズに再編したものです。情報量は少なくなっていますが、持ち運びに便利な重さと大きさです。

 

同じく既に絶版となっていますので、古書店などで探してみてください。

 

その他、英語でキーワード検索をすると海外の最先端の論文がたくさん出て来ます。

「Underwater Robot」「ROV」「AUV」「HOV」「Oceanography」など、卒論での参考文献検索の練習にもなるので、時間を見付けてチャレンジしてみてください。