南極と超深海の両極地で、実際に自分の手で水中ロボットを潜らせてきた研究者による「実話」をご紹介するブログ。
今回は、「読書感想画中央コンクール」のお話しでございます。
政府系の業務が立て続け入ったため、忙しくてこちらの更新が疎かになっており、気付けば年1更新になってしまいました。
さて、既に報道発表から4ヶ月が経つのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月末に読書感想画中央コンクールの表彰式が行われました。
TOPPANや毎日新聞が主催する本コンクールも今回で36回目。

そんな歴史あるコンクールの課題図書に著書「深海ロボット、南極へ行く」が選出されました。
全国の学校図書館からの推薦で決まる本コンクールの課題図書。
名だたる有名著者の中に入れていただけただけでも光栄ですが、本書を読んで絵を描いてくれた生徒さんが大勢いたことにも感動しました。
そして今年2月末、全国から応募のあった数十万点の中から受賞作品が発表になりました
力作ぞろいになか、本書をテーマに高校生が描いてくれた絵も入選!


パーツ1つ1つを写実的な筆致で描き、一方で水中ロボットのカメラ部に観測船とオーロラを配するという大胆な構図で、とてもステキな絵に描いてくださいました
南極の、しかも湖を調べるロボットという、大人でも想像が付かない世界を、どう表現するのか文字通り想像が付かず、発表当時まで楽しみでした。
応募作品の中には、本書をテーマに描いてくれた作品があり、いくつかは都道府県の代表に選ばれたものもありました。
残念ながら今回の賞には入りませんでしたが、どの作品も作者の表現力の高さが伺える素晴らしい作品ばかりで、本を書いた者としてとても嬉しい一時でした。