プエルトリコから帰国しゲンちゃんと二人でDDTに参戦。
俺たちはKO-D タッグチャンピオンになった。

下北沢タウンホールで初防衛戦。
その日の相手は前回のタイトルマッチ同様MIKAMI&タムノサク鳥羽のスーサイドボーイズ
ちなみにGENTARO YOSHIYA MIKAMI タムノサク鳥羽の4人の中で俺が 一番最年少。
シンプル老けてる。いや、貫禄である。
そういうことにしといて。
大型の俺に比べ相手は軽量級。
パワーで押し切った試合となった。
さらにこの時MIKAMIさんが手を骨折していて
「そりゃそこ攻めますよ。攻めないとバチ当たりますよ」と二人がかりで非情なまでに攻めまくった。
以前にも書いたがDDTのファンは熱い!
会場はヒートアップ。
浴びせられる罵声の嵐。
泣いてる人もチラホラ。
ここまで嫌われるとヒール冥利に尽きるというモノ。
試合は終始圧倒してサクッと防衛。
試合後、いろんなドラマチックな事がありながら次回のジオポリス大会乞うご期待!という感じで幕。
あれ?この話、ここまでみてみりゃ…結構普通じゃね?
というところだが、プロレスのリアルなドラマは試合後の控室で起こる事が多い。
何度も登場しているIWA時代の先輩 山田圭介さん(ブラックバッファロー)がこの日、たまたま観戦に訪れていた。

山田さんはストイックな人だ。
自分に厳しい。
さらに後輩にもかなり厳しい。
そして俺は直の後輩。
つまり俺に厳しい!
山田さんから見た俺はしょっぱい。
しょっぱいなんてもんじゃない。
試合後のダメ出しが終わらないくらいしょっぱい。
塩分120%のシロモノだ。
ず~っと言われてきた。
言われ続けて慣れてきた自分がしょっぱい。
ある選手に聞いたら山田さんが酒の席で「山下がしょっぱすぎて……」と頭を抱えて本気で悩んでいたらしい。
自覚はありました。
出来の悪い後輩で大変 申し訳ございません🙇
そんな山田さんが控室に現れた!
俺の周りだけ緊張が走る。
「山田さん来てたの?ヤバい!ヤバいぞ!また怒られるかなあ」と思いながら「お疲れさまです」と挨拶したら、、、
「おお!山下!今日よかったよ!」
「……ん?……え?」
「あれでいいんだよ!いや~ホントよかったぞ」
YOSHIYA…昇天!
何をそこまで評価してくれたのかはイマイチよくわかってなかったが、多分こういう事なんだろうなぁというのはフンワリわかる。
これは感覚の問題で言語化するのは難しい。
とにかくあの山田さんにすこ~しだけ認めてもらえた試合として、この試合は思い出に残っている。
前にも書いたが山田さんは今でも尊敬する先輩だ。


