ヨハネによる福音書11章にはラザロの死と復活の話が書かれています。
聖書を読んだことがある人なら、きっと記憶に残っている箇所です。
ラザロが死んで葬られたが生き返ったという奇跡が書かれている箇所なので、生き返ったこと自体が不思議だと思い、それ以外のことがあまり気にならないと思うかもしれませんが、それ以外にも多くの謎が潜んでいるように感じられます。この話は謎だらけだと言ってもいいかもしれません。ざっと読み進めてみるだけでも何箇所も不思議な箇所が出てきます。出てきた謎を考えているうちにその謎が新たな謎を呼び起こします。ただ、その謎について考えているうちに、ぼんやりと違った考えが見えてきたような気もしています。
実は、日付のことに対する疑問が発端なのですが、読んでいろいろと考えているうちに、いろんなところが不思議に思えてきて、謎は12に増えてしまいました。よく知っているはずの、ごく短い話なのですが、少し時間を掛けて考えながら読んでいくことにしましょう。