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Georgeのゆーとぴあ1

連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
厳しいご意見、出演希望、画像提供を随時受け付けております。
妄想の世界をたっぷりご堪能ください。
姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

丈二との2度めの夕食は時間も場所も前回と同じだった。
前回と同じように、会話も少なめの丈二。
泉美の方から会話の口火を切った。
「お仕事は何をなさってるの?」
「え?ひとことでは言いにくいんですが、言ってみれば何でも屋。名刺からチラシの印刷、レストランの割り箸からガソリンスタンドのポイントカード、おしぼり、看板、子守から葬儀の手配まで」
「え?そんなに?全部1つの会社でやってるの?」
「いやいや、ブローカーみたいなもので、それをやってくれる会社を探して紹介料をいただくんです」
「面白いですね。何でも屋って」
「そうでもないですよ。最近は我が侭な客が多くて、注文をすべて聞いてたら赤字になっちゃう」
泉美は、初めて会ったに等しい自分に仕事のことをここまで話す丈二に好感を持った。
「何か困ったことがあったら、何でもしますからご一報ください。格安でやりますよ」
笑顔にも嫌味がない。泉美は思い切って言ってみた。
「不倫相手の世話なんてしないのかしら?」
「え?何て言いました、今」
大げさに両手を広げて驚いたリアクションを見せた丈二に、ささやくような声で付け足す。
「フ・リ・ン相手のお世話はできないのか?って聞いたのよ」
「あはは、面白い冗談ですね。やってやれないことはないですが…
要望に応えられる男がそんなにいるかどうか」
「あら、貴方がやればいいじゃない」
「え?俺…?」
「そう、あなた。どう?私じゃその気になれない?」
「そんな…、充分に魅力的なんですが…、思ってもみなかった展開なんで」
本当に面食らっている様子だった。
丈二は内心、本当に面食らっていた。
どうやって切り出そうかと考えている最中だったのに、相手の方から転がり込んできた。
まさに転がり込んできたチャンスだ。
「わかりました。ご要望にお応えできるかどうか、一度ご賞味いただきましょうか」
「ありがとう。で、今夜これからでも構わないかしら?」
「それはもう。何の問題もないです。シチュエーションはどのように?」
「不倫は不倫らしく、怪しげなホテルでしょ」
高級レストランの席での会話とはとても思えない内容。
これから据え膳を食おうという丈二も、予定外の良い展開にあたふたしていた。
「出たとこ勝負」と何の作戦も立てずに来ていただけに、
これからどこへ行き、どうやってこの関係を長続きさせるのが最善かと、内心で算段を始めていた。
アルコールをたしなむつもりで来ていた2人は当然車を用意していない。
丈二は、食事中に飲むのを諦め、事務所まで帰ることにした。
その間、泉美をどうするか…。
あれこれ考えた末、2人で歩いて事務所まで行くことにした。
途中、泉美の自宅近くを通る。時間にして約30分。
道すがらいろいろ尋ねたいこともあった。
支払を済ませた丈二は、さり気なく泉美に言った。
「少し歩きませんか?ちょっと距離はありますが、酔いを覚ますのには丁度いい」
「え?どこまで?」
「うちの事務所まで。30分ぐらいかな?大丈夫?歩けますか?」
「ええ。ウォーキングもしてるし、今日はヒール履いてないから」
泉美は踵の低いブーツだった。
「旦那さんはどうしてるんですか?」
探りを入れてみた。