第1章~出会い2~ | Georgeのゆーとぴあ1

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連載淫猥小説『朝焼けのGeorge』は不定期更新です。
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姉妹ストーリー『Members of Site』ほかは http://blog.livedoor.jp/undertaker2005/ です。

エンジンをかけた男は、助手席のパワーウインドウを少し開け、
目印に指定された白いハンカチを少しだけ窓の外に出し、
再びウインドウを閉めた。
そしてゆっくりと車を駅前ロータリーに侵入させた。
駅前の指定の銅像(何がテーマなのか、男にはわからなかった)の前に停める。
車に気付いた女が、ゆっくりと近づいて来る。
助手席ウインドウのハンカチを取り除き、全開にして、
「薫さんですよね?」と運転席から話しかける。
「はい」
声は聞こえなかったが、女の口がそう動いたのが見えた。
ドアを開けて助手席に招きいれようとしたが、
「初めてで助手席は…」
躊躇する女。
男の横顔に舌打ちしたような動きが浮かんだ。
運転席から降りた男は車の前を回り込み、
後部座席のスライドドアを開け、
「どうぞ」と女を車へ誘った。
後部座席には商品サンプルやら、得意先から返却されたチェックシートなどが乱雑に置かれてあった。
それらを掻き分けて座るスペースを作ってくれた男に
「どうも」と鷹揚な、見る人によれば投げやりな受け答えをして、
薫と呼ばれた女はやっと座席についた。

「どこへ行きましょうか?」
見るからに軽い男の問いかけに
「貴方のお勧めのところで」
再び男の頬に舌打ちの動き。
「じゃあ、まずは食事でも?それともアルコールにしましょうか?」
女が答える前に車は動き始めていた。
「アルコールもいいですね」
女の言葉を背に、男は町はずれに向けてハンドルを切っていた。