自信と誇り
先日、福岡県大川市にある家具工房に打ち合わせに行ったときのこと
駐車場にポンと置いてあったこの桐タンス・・・ん?タンスかな?
まぁいいとしてこの桐タンス、工房の方に聞くとなんと50、60年くらい前のタンスだそうな。
どうりで、白け具合がハンパないっす・・・。
今からメンテナンスして、持ち主に戻すという。
また、この工房さんも創業100年というから、こちらもハンパない。
きちんとメンテナンスをすれば、さらに何十年と使い続けることが出来る
これこそ最高のエコですね。
桐タンスはやはり今でも高級品ですが、世代を越えて何十年と使い続けることができるのなら
安い買い物なのかも知れません。
タンスを買いに来るお客さんの中でも
「何十年も使い続けることが出来る」と言うことを知っている方は
購入の際に、職人の名前を入れてください・・・と言ってくるのだそうです。
この印は、買う側が職人の技を認めた証であり
職人は、自分の技への誇りと自信の証なのでしょう。
ワタクシも自分が手がけた物件には、どっか目立たないところに
隠れて小さくサインを入れときましょうか・・・。
いや、いや・・自分の手がけた物件に、サインを入れたくなるくらい
自信と誇りを持って仕事をせないかんと・・・・・思った次第です。
Underscope design office