寝ぼけた目に入り 込んできたのは水しぶきだった。
輪になって回り、そして二列になった。長い足がクルクルと弧を描く。
一寸乱れぬ演技、目を奪われた。
筋肉の「振るえ」まで同調しているかのような動きが、
全体となって幾何を描く。
生まれ変わったら、こんなテンションで生きてみたいなと
思わせるような瞬間に人間はここまで表現できるものなのかと、心が打たれた。
バッターボックスに立った野球選手が飛んできたボールの縫い目まで見えることがあるというように
ミリ単位で揃うことを目指している彼女たちの空間把握能力も尋常ではないのだろう。
全員の息遣いまでがそろってしまうような、そんな境地にいるのかもしれない。