「セントアンナの奇跡」の予告動画が観れます。
【スタッフ&キャスト】
監督/スパイク・リー 「インサイド・マン」「マルコムX」
原作/ジェームズ・マクブライド
出演/デレク・ルーク/マイケル・イーリー/ラズ・アロンソ/オマー・ベンソン・ミラー/マッテオ・スキアボルディ
【ストーリー】
1983年、ニューヨーク。
善良な一市民が起こした動機不明の殺人事件が起きた。
定年間近の真面目な郵便局員のヘクターは、カウンターに現れた男を、顔を見るなり射殺したのだ。
犯行に使われた銃は、古いドイツ製のルガー。
彼の部屋からは、行方不明になっていた世界的に重要なイタリアの彫像が発見される。
なぜ、ヘクターはこんなものを持っていたのか。
殺した男との関係は…
謎を解く鍵は、1944年のイタリア・トスカーナにあった。
第2次世界大戦下のイタリアでヘクターは、黒人だけの部隊“バッファロー・ソルジャー”の一員として、ナチスとの激しい戦いに身を投じていた。
ある日、黒人兵の1人が現地のアンジェロという名前の子供を救出したために黒人兵4人は敵陣で孤立してしまい、トスカーナの村に辿りつく。
そこには予想もしない激烈な運命と、ある奇跡が待っていた…。(サイトより抜粋)
「一つの想い」 感・想・文・FRAGILE
国の違い。言葉の違い。肌の色の違い。身分の違い。環境の違い。文化の違い。価値観の違い。宗教の違い。
死と隣り合わせの一秒後の未来さえ確かではない極限状態の中で、さまざまな「違い」を抱えた人間たちが殺し合いをする戦争。
戦争はありとあらゆるものを奪い、破壊する。
歴史あるものも、自然環境も、街も村も、あらゆる建物も、想い出のあるものも、人と人との関係も、人間性も、尊厳も、命も…
奪われた場所に、破壊された場所に残るのは、悲しみと憎しみだけなのか…
この映画では、戦争の中でも人間性を失わなかった一人の黒人兵が、争っている国の子供を救ったことから起きる奇跡を描く。
子供を救いたいという一つの想いが、あらゆる「違い」を忘れさせた。
この映画の焼け野原には、悲しみや憎しみだけじゃなく、一つの想いがもたらした希望が残った。
当然だが、西欧的な宗教観・価値観がベースにある映画なので、日本人には理解しがたい部分は多くあると思うが、そこの違いを含めて理解していくことが、この映画でいうところの奇跡につながるんじゃないかと思う。
人間とは、違いゆえに憎しみ合い、違うゆえに愛し合う。
僕は誰の心にも相反する感情や考えがあると思っている。
その葛藤を抱え続けながら、何をしたか、何のためにしたかがその人間の生を死をつくっていく。
忘れてはいけないのは、なんでも思い通りになると思いこむ怖さじゃないだろうか。
それをさせないためには、あらゆる人の意見が表現される場所があること。
表現とは他者に伝えること。伝えるために出来ることは何なのか?
僕は自分の弱さを受け入れることだと思っている。
それがフラジャイルという言葉には込められている。
思考停止がもたらす壁は、違いのままの平行線を意味する。そこにはこの映画でいう奇跡を起こすための「一つの想いを共有する関係」は生まれない。
実話をもとにした映画の紹介でした。↓ランキング参加中!応援よろしくお願いします↓
にほんブログ村にも参加しました!
TREviewクチコミblogランキング参加中!評価クリックお願いします!






