曲聴けます。


青のレクイエム/元ちとせ


青のレクイエム


歌:元ちとせ

詞・曲:岡本定義 編曲:COIL


それは夢のように まるで嘘のように

残酷な朝はすべてを奪い去った


やがて空の底に冷たく沈むように

息絶えた月は静かに消えていった


一滴のメロディーをオルゴールは繰り返す

掌に零れゆく調べ


暖めてほしいと誰に言えばいい?

凍えた体を抱きしめてほしいと

どんなに願っても 祈っても 叶わない

この愛はもう…


一片の優しさを砂時計は落してゆく

涙さえ凍りつく場所へ


行かないでほしいと素直に言えたら

溢れる想いを ただそばにいたいと

心が叫んでも 嘆いても 届かない

この声はもう…

還らない この愛はもう…


注:映画『初恋』の主題歌。
初恋 [DVD]/宮崎あおい,小出恵介,宮崎将

『初恋』は2006年公開の日本映画。原作は中原みすずの同名小説。
1968年に発生した三億円強奪事件をモチーフにしたラブサスペンス。
実行犯が女子高生という設定で、迷宮入り事件の真相に迫る。
監督は塙幸成、主演は宮崎あおい・小出恵介。

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元ちとせ

1979年1月5日生まれ。鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島)嘉徳出身。

奄美大島の30世帯くらいが寄り集まっている集落で育つ。幼少より三線と島唄を習う。

鹿児島県立古仁屋高等学校2年在学中に、元が唄う島唄「朝花節」が松竹映画『男はつらいよ 寅次郎 紅の花』で使われる。高校3年の時、奄美民謡大賞を受賞。高校卒業後、美容師を目指して三重県に移住。その後大阪で美容師となるがアレルギーの為断念。

1998年10月、歌手デビューを目指し上京。HMV数寄屋橋店でアルバイトをしながら、自分の音楽を模索する日々を送る。

2001年3月、The Sugarcubes、山崎まさよしらの曲をカバーしたミニアルバム『Hajime Chitose』でインディーズデビュー。7月にはオリジナル曲を収録したミニアルバム『コトノハ』をオーガスタレコードより発売。

2002年、エピックレコードジャパンよりメジャーデビューシングル『ワダツミの木』が発売。現在に至る。


私生活では、2004年1月に飲食店経営の男性と結婚。その際妊娠していたが流産した。

2005年1月、第一子となる女児を出産。2009年12月に第二子となる男児を出産。

(サイトより)

蛍星/元ちとせ
蛍星

歌:元ちとせ
詞・曲:常田真太郎

傾いた影の向こう 夕映えに赤く染まる笑顔

夏の陽で枯れた心 そっと潤していく


“ただいま”と“おかえり”が 今日もまた優しく手をつなぐ

出迎えるヒグラシは言う 帰還る場所は ここ


誇れること 何もないけど

目に映るのは 失くしたくないもの


手を広げたら 欲張るだけで

いらないものまでも掴む

両手ですくう それくらいでいい

小さく光るもの 逃がさずに 落とさずに

蛍星


見上げれば宵の空 肩を寄せ温もりが瞬く

耳澄ませば聴こえてくる 懐かしい歌声


例え淡く 眩しくはなくとも

確かに強く生命を照らしている


数え切れない 満天の明かり

見えない所からも降る

君との距離がはるか何光年

離れていたとしても 手のひらの 上にほら

蛍星


手を広げたら 欲張るだけで

いらないものまでも掴む

両手ですくう それくらいでいい

小さく光るもの


数え切れない 満天の明かり

今日も誰かがまた灯す

明日もここに 帰還れるようにと

小さく光るもの 壊さずに 抱えていく

蛍星


注:映画『クライマーズ・ハイ』の主題歌。

クライマーズ・ハイ [DVD]/堤真一,堺雅人,山崎努

クライマーズ・ハイ [DVD]/佐藤浩市,大森南朋,新井浩文

映画『クライマーズ・ハイ』は、1985年に群馬県御巣鷹山で起きた日航機墜落事故をモチーフにした作品で、原作は横山秀夫の同名小説。原田眞人監督。堤真一主演。(NHKのドラマ版の主演は、佐藤浩市)

曲聴けます。


今回は中孝介(あたり こうすけ)さんの2007年に発売された「花」です。

じっくりと聴いてみてほしい曲です。

花/中孝介


歌:中孝介

詞:御徒町凪 曲:森山直太郎


もしもあなたが 雨に濡れ

言訳さえも できないほどに

何かに深く 傷ついたなら

せめて私は 手を結び

風に綻ぶ 花になりたい


もしもあなたの 夢破れ

行き先のない 日々は暮れゆき

信じることさえできなくなれば

せめて私が 声にして

明日に揺蕩う(たゆたう) 歌をうたおう


花のように 花のように

ただそこに咲くだけで 美しくあれ

人はみな 人はみな

大地を強く踏みしめて それぞれの花 心に宿す


例えこの身が 果てるとも

戦ぐ(そよぐ)島風 願いに染まれ


花のように 花のように

ただ風に揺れるだけの この生命

人と人 また 人と人

紡ぐ時代に身をまかせ

それぞれの実が 


花のように 花のように

ただそこに咲くだけで 美しくあれ

人はみな 人はみな

大地を強く踏みしめて それぞれの花 心に宿す




中孝介


1980年7月13日生まれ。奄美大島出身。

島唄の名人の坪山豊に師事、シマ唄を習い始める。第19回奄美民謡大賞に初出場し、努力賞を受賞。2000年には同大賞で新人賞、日本民謡協会奄美連合大会で総合優勝。琉球大学卒業後の2006年にシングル『それぞれに』でメジャーデビュー。


シマ唄(最近では、島唄)…奄美群島で歌われる民謡。三味線の伴奏とともに歌われることが多い。

奄美大島の島唄は、北部の笠利節(かさんぶし)と南部の東節(ひぎゃぶし)の2つの流れに大別される。

笠利節は、ゆったりとした調子で深みのある荘重な表現が特徴であり、東節は、激しく変化に富んだ節回しで情緒的な表現が特徴である。

元ちとせ、中孝介は、東節の系統にあたる。

(サイトより)