曲聴けます。
メトロ・フィルム
作詞・作曲:秦基博
こないだの雨で白い靴は汚れた
携帯の充電は切れそうで切れない
近頃 夜中 テレビばかり観てる
彼女にはもうずいぶんと会っていない
そろそろ髪を切りにいかなきゃな
仕事はうまくこなしてると思う
子どもの頃からすぐ迷子になるよ
今だって迷ってばかりいるよ
電車は長い東京の地下をくぐり抜け
川沿いの景色が顔を見せる
夕映えに燃える景色があらわれるんだ
イヤホンの中の音楽は とうに途切れてしまったのに
それに気付かないくらい 僕の中の僕と話した
ほんの少しの勇気とやさしさが あの日あったなら
そんな言い訳を何万回も繰り返す 今日も
遠くでともる あれは窓明かり
飛行機雲は どこまでも続いてく
そういえば しばらく実家にも帰れてない
元気かどうか 時々 心配になるんだ
それぞれ胸の寂しさの中をくぐり抜け
僕もまた小さな改札を出る
ふいに再生ボタンを押してみるんだ
イヤホンの中の音楽で いつもの街が変わっていく
通い慣れてる道も フィルム映画の様に映った
あの日よりは勇気とやさしさを 持ててるのかな
背中を押すようにピアノはフレーズを繰り返す 帰ろう
10月6日発売されたばかりのニューアルバム「Documentary」。
必聴です!
揺れる 感・想・文・FRAGILE
昔見た 振り子時計
左右に振り子を揺らしながら時を刻んでいた
あれみたく僕の心は落ち付かないまま
行ったり来たりをくり返し 居場所をずっと探しているよ
行ったり来たりをくり返し 答えをずっと探してるよ
揺れて揺れて 不安に押しつぶされそうになって 優しさに向かって唾を吐きそうになる
ほんとは 寂しくて恋しくて 人に触れたいと思ってるのに
素直になれずに 背を向ける
この世にさよならするまで この揺れが止まることはないのかもしれない
それでも君がそばにいてくれるとき 僕の心の揺れは止まって 不思議な安らぎを感じるんだ
錯覚かもしれないその一瞬は 永遠を信じさせる
今日も 揺れる心が時を刻んでいる
いろんなもんを抱えながら 歩いてく