コブクロの「赤い糸」、北野武「Dolls」の動画見れます。
「赤い糸」 作詞・作曲 小渕健太郎
2人ここではじめて会ったのが 2か月前の今日だね
キスの仕方さえまだ知らなかった 僕の最初のsweet girl friend
他愛もない ささやかな記念日 暦にそっと記してた
「今日何の日だっけ?」ってたずねると 少し戸惑って答えた
「前の彼氏の誕生日だ」と笑って答える 笑顔 はがゆい
そんな話は耳をふさぎたくなるんだよ 確かに
君が彼といた3年の 想い出には まだ かなわない
それでもこんなに好きなのに すれ違いの数が多すぎて
心の通わぬ やりとりばかり これ以上くり返すよりも
あなたの心が 答え出すまで このまま2人会わないほうが
それが明日でも 5年先でも いつでもここで待ってるから
約束しようよ そして2人 心に赤い糸をしっかり結んで
あの頃つぼみだった花はもう あでやかな色をつけた
秋が過ぎ 冬を越え 枯れ果てた 今の僕を映している
時間ばかり無情にも過ぎ 途方に暮れる まぶたの裏に
他の誰かと歩く君の姿が浮かんで…
もう2度と会えないような気がしてた…
いっそ会わずにいようかとも
張り裂ける胸 押さえながら 信じてきたその答えが今
「会ってくれますか?」とあなたからの手紙 いつわりのない言葉たちが
あふれた涙で滲んでいくよ あの場所へ迎えに行くから
泣かないでおくれ 今日は2人の1年目の記念日だから
お祝いしようよ 強く結んだ 糸がほどけずいた事も
愛されることを望むばかりで 信じることを忘れないで
ゴールの見えない旅でもいい
愛する人と 信じる道を さあ ゆっくりと歩こう
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2009年、第11回TBS DigiCon6 Awardsで三菱地所賞を受賞した作品に『赤い糸』があったので紹介します。
受賞者:奥下和彦
受賞作品『赤い糸』
1本の赤い糸が描く軌跡は、途切れることのない人生そのもの。人が繰り返す出会いと別れ、生きている悲しみと喜びを、赤い糸の一筆描きで見事に表現。さまざまな物事や人との出会いを積み重ねることで今の自分は存在している、という作者の感謝の気持ちが込められた作品。(サイトより)
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結ばれるべき相手とは、生まれる前から見えない赤い糸で結ばれている。
運命の赤い糸は、中国の「太平広記」にある「定婚店」という話からきているとのこと。
ただ中国では、糸ではなく紐で、小指と小指ではなく足と足だった。
足と足を結ぶ赤い紐というと北野武監督の『Dolls』が浮かぶ。
「あなたに、ここに、いてほしい。」
出演
菅野美穂, 西島秀俊, 三橋達也, 松原智恵子, 深田恭子etc
あらすじ
近松門左衛門の“冥途の飛脚”の出番を終えた忠兵衛と梅川の人形が静かに身体をやすめている。なにかを囁いているような二人のその視線の先――。松本と佐和子は結婚の約束を交わしていたが、社長令嬢との縁談が決まった松本が佐和子を捨てた。佐和子は自殺未遂の末、記憶喪失に陥る。挙式当日、そのことを知った松本は式場を抜け出し病院へと向かう…。年老いたヤクザの親分と、彼をひたすら待ち続けるひとりの女。事故で再起不能になった国民的アイドルと彼女を慕い続ける孤独な青年。少しずつ交錯しながら3つの究極の愛が展開していく…。(サイトより)
感想
この世とあの世、生と死、現実と夢、虚と実、人間と人形の狭間を生きる者たちの、悲しくも美しい愛の物語。
北野武監督の描く愛は、残酷で美しい。
この映画は、記号的な映画であり、哲学的な映画、抽象的な映画だ。
僕は、わかりやすい映画(泣ける映画)も結構好きだけど、こういう一見、わかりにくい映画(考える映画)も大好きなので、魅せられました。
この「Dolls」は表現していることの深さに嘆息が出て、感嘆させられる。
こんな話ありえないよって見るんじゃなくて、これは何を表現してるのかを見ていくといいと思います。
(僕も全然理解できているわけではないですよ。監督もこの映画は個人的な映画といっていますしね)
僕たちの愛の形は、具体的にはひとりひとり異なる。けれど、抽象的にはそんなに種類はない。
だから、この作品に出てくる3つの愛の形を見て、どれかの物語に引き込まれる人は多いはず。
自分の経験を抽象的に見れば、どれかには当てはまるんじゃないかと思う。
そういう高い視座を持てば、世界を理解する眼差しにも幅も奥行きも出る。
言葉では説明してくれない映画だからこそ、自分の理解力が問われる。
他者を理解することに通じていることだと思う。
美しい日本の四季を淡々と綴る映像、山本耀司による衣裳、3つの愛の物語、登場人物や人形の沈黙は、人間の危うさと脆さと弱さを浮かび上がらせ、愛の悲哀を残酷に美しく魅せつける。
愛の形を引き算的な思考で抽象的に表現した北野武、凄い!
赤い紐で繋がれた3つの愛の物語。是非、ご覧ください。
では、最後に浜崎あゆみの「Dolls」の詞を紹介して終わります。
この曲は、浜崎あゆみ自身が、北野武の了解を得て、映画「Dolls」をイメージして作られました。(映画の主題歌ではありません。)
この詞を読んで、浜崎あゆみの昔の曲しかしらなかった僕は、また聴いてみようかなと思わされました。
映画を表現していて、素敵な詞だと思いました。
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「Dolls」 作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
人生が刹那の夢であるなら
それは花の様なものでしょうか
たとえ散りゆく運命であっても
儚き程に ただ愛おしく
何時か何処かで 失ったもの
あの日何処かに 置いてきたもの
そしてその手に残ったものを
この道行きに連れ立って
あなたは今何を想うのでしょう
私には何が出来るのでしょう
形なき故 尊いのでしょう
残酷なまでに美しいのでしょう
雨が降っても風が吹いても
燃え立つ日も 静寂の夜も
此処が世界の果てであっても
夢の続きを見せてあげたい
綺麗な花を咲かせましょう
そしてあなたに捧げましょう
綺麗な花を咲かせましょう
そしてあなたに捧げましょう
あなたは今何を想うのでしょう
私には何が出来るのでしょう
綺麗な花を咲かせましょう
そしてあなたに捧げましょう
綺麗な花を咲かせましょう
そしてあなたに捧げましょう
私はうたを歌いましょう
あなたの側で歌いましょう
私はうたを歌いましょう
あなたの側で歌いましょう

