心の瞳の発売日って事でお邪魔します。
もう取材やラジオでは話してるから知っている人もいるだろうけど、
なんか色々と考え事をしたくて、車を走らせてた夜中4時ぐらいだったと思う。
もうすぐ始まるツアー(昨年秋の六十四泊六十五日乃楽園)のライブをどんなものにしようか、とか、
最近自分が感じている様々なことを整理したくて、目的地のないドライブ中、信号待ちでボーっとしていると、
頭の中に真っ暗闇の中にまるでアメーバみたいな白いものが浮かんできて、びっくりした。
「これは僕の中にある本当の僕なんじゃないかな」なんて夜中だからかどんどん想像がふくらんで、頭の中から心臓の辺りまでそれが降りてきた。
人は皮膚が傷ついたら血が出たりして、「傷ついた」ってわかるけど、心が傷ついても視覚でわかる変化がないから、心が傷ついた、傷つけられた、傷つけてしまったってわかるようになればいいのに、、、って思う事がその頃、凄く多かったからかな。
心にも手や足や瞳があれば素敵だなってそのアメーバみたいなものに重ねた。
車を路肩にとめて、生まれてきた言葉を歌ってみた。
その最初に出てきた、メロディー、テンポ、が今日発売の心の瞳のサビの部分になっている。
曲を作ったんじゃなくて、産まれた感覚ってこれだなって思った。
これはみんなとても不思議に思うかもしれないけど、それは3年振り位の出来事で、嬉しくなって、次の日スタジオで早速メンバーにアレンジをお願いした。
「ツアーに持っていきたい」
そしてその日のうちに残りの歌詞も書き上げた。ツアーではみんなに言ったけど、僕らを応援してくれるみんなの顔を想像して書き上げた。
これも本当に初めての経験。
20箇所すべてのみんなが歌ってくれたコーラス部分は僕にとってもとても意味のあることだったし、これからの作品にも影響がある1曲になった。
何回も何回も出来上がったCDを聞いている。しばらくは聞く。
みんなの手元に届いた同じタイミングで、なんか今回は聞いていたい。
言葉のとおり、みんなの力があってこそ出来上がった作品です。
ありがとうな。
追伸、アルバムのことも発表されたね。次回の自分論のほうでがっつり触れるね。