年始、仕事始まりは早かったが、大阪にちょいと用事があったので帰ってた。
そして東京に戻る前日、家族から、「吉本新喜劇を見にいかへんか?」って誘われた。
もちろん、今まで見に行った事はないし、テレビではよく流れてた大阪では、文化の一つになっている劇だ。
前日飲み過ぎた僕は何も食べず、なんばグランド花月へ。
弁当が売り切れだったので、売り子が売ってるたこ焼きを買って席に着く。
いきなり劇が始まるのかと思いきや、新人の漫才師から、落語の大御所の方まで次々と出てきて、客席のみんなを笑いの渦に巻き込んでた。
そして、新喜劇、毎週土曜日、学校から帰ってきて野球の練習にいくまでの20分間、ユニフォームに着替えながら、母が作ってくれた焼き飯を食べながら、見てたブラウン管が目の前にあることになんか嬉しかった。
出てくる芸人さんはみんな凄かったけど、一番凄かったのは後ろに座っているおばちゃん。
話の最後のオチを「○○がオチやで。」
と芸人さんより先に、オチを全て子供に教えてた事。
終わってから喫茶店に入ったのだか、また別のおばちゃんが、
「○○はしっかりしゃべってはったけど○○はちょっと元気なかったなー」
と、芸人さんを分析してた。
笑いを愛する関西人。
世話焼きで人が好きなのに、褒めたり褒められたりが苦手な関西人。
大好きやけどずっといちゃいけない気がする大阪。
夢をかなえられる素敵な街、東京。
今年で東京に来て9年目。
今年、また一つ夢をかなえたい。